- アメリカの小学生にプレゼンテーションの基本を学ぶ(第2章)
- ノートのとり方を学ぶ(第3章)
- ディベートの方法を学び,実際にやってみる(第4章)
- 時間管理をして,まとまった分量の文章を書く(第5章)
- 演劇的プレゼンテーションをする(第6章)
- 体を動かす(第7〜8章)
- 表現のプロに学ぶ(第9章)
上記のうち,第2章と第9章については章のタイトルそのままです.それ以外については,章や節のタイトルを借用しつつ,自分なりにアレンジしました.それから,第1章はイントロ,第10章はまとめです.
この本の見どころは,第7〜8章にあります.大学生向けの,表現力をつける本というと,作文論the issue of compositionになりがちですが,本書のように,体を動かして楽しむ方法を触れているのは,初めて見ました*1.
エア長縄跳び(pp.131-132),千手観音(pp.149-151)*2は楽しそうです.なにやってるの?(pp.135-136),人間と鏡の役割交換(p.148)は,難度が高いかも.
和歌山大学の教育学部を卒業して,現在,小学校の先生をしている人がいます.大学の体育の授業で,ダンスが必須でこれが一番嫌だったとのこと.今も必須なのか分かりませんが,自分の思うことを自分なりに表現すること,そして自分が見られているのを認識することの基礎として,そういう授業がなされていたのかなあと,この本を読み終えて感じました.