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計算機の利用およびプログラミングに関する20個ほどの基本語句

計算機の利用およびプログラミングに関する基本的な語句について,いつ質問されても適切な答えを言えるようにすること.

語句案です.

  1. ディレクト
  2. Linux
  3. テキストエディタ(エディタ)
  4. HTML
  5. Google
  6. 2の補数
  7. アルゴリズム
  8. コンパイラ
  9. int
  10. ループ
  11. 文字列
  12. ポインタ
  13. ランタイムエラー(実行時エラー)
  14. 再帰
  15. ライブラリ
  16. 構造体
  17. fopen
  18. malloc
  19. 木構造(ツリー)
  20. 線形リスト
  21. スタックとキュー
  22. ソート(ソーティング,整列)
  23. 探索
  24. ユーザインタフェース(UI,GUI)

基本語句を選定する理由ですが,これもすぐ上のエントリから引用しておきます.

基本的な語句ですが,必修科目で学んでいて,研究室活動の中だけでなく,社会に出てからも必要と思われる語句は,数百は下らないと思います.しかしそれらをすべて列挙し,「理解せよ!」というのは非現実的なので,ここでは代わりに,20〜30で代表させることにします.しかしそれらの一つ一つを「説明」できるようになるまでには,その数倍〜10倍以上の語句や概念も合わせて理解しているだろう,ということです.

合わせて理解する(ことを期待する)例をいくつか挙げましょう.
ディレクトリ」が説明できるようになるには,「ファイル」も理解しておかないといけません.ディレクトリは,再帰木構造にも関連してきます.ではディレクトリを説明できるようになれば,再帰木構造も説明できるかというと,そうでもない,すなわち学び方によって,再帰木構造を意識せずにディレクトリを理解してしまう可能性があると考えましたので,再帰木構造も,基本語句に挙げています.
malloc自体は,どこの研究室でも使うとは限りませんが,mallocの学習を通じて,実行時に,処理に必要な記憶領域を確保するのは一筋縄ではいかないよ,特にCの場合は*1,ということも理解してくれればと願っています.
いくつかの項目にはカッコがついていますが,これは関連語というよりは,どの表記を使うべきか,私自身が迷っているものです.それぞれ認知度がありますので.
選定しながら,外した項目もいくつかあります.一つ挙げると「オブジェクト指向」です.これは問う人(教員)の経験によって,想定される正解が違っていそうという危惧があります.
C言語に関する語句が多いのは,学科で中核として指導するプログラミング言語C言語としているためです.

*1:「任意の長さの1行(改行文字まで)を読み出す」処理を,Cで書くと,手間がかかりますよ.Perlと比べれば大違い!