木曜日の朝に,修士論文発表会のための学生指導をしました.
修論発表指導は,研究グループ全体で実施することを確認し*1,3つの研究室で5人の学生の発表を見せてもらい,質問やアドバイスをしました.
教員は4名で,序列があって私は先頭から2番目です.発表後の質問というのは,まず教授がいくつかなさって,その検討が一通り終わったら,私が発言することになります.教員-学生の会話は必ずしも一対一ではなく,他の教員が,補足説明や便乗質問といった形で,口を挟むこともあります.それと,発表した学生の実質的な指導教員は,学生室に戻れば指導できますので,発表後の質問をしません.
気になること(質問の“芽”)を,発表を聴きながら配付資料に書き込むこと,質問は手短にして,学生や他の教員の発言を誘うことを,心がけました.
発表となると,制限時間内に収まるかという点も,気にはなります.5人中4人が時間超過*2,1人が1分残しでした.実は,1分残しは私が見ている学生で,M1・M2で1回ずつ学会発表した成果をもとにしているので,そこそこ安定感がありました.ただそれでも,学外発表でアピールすることと,修論発表でのそれにはいくらか違いがあるので---例えば,後輩(典型的には卒研生)とともに実装したとき,自分はどこを手がけたのかについて話すべきでしょう---,他の先生からの指摘はもっともだと思います.
私の指導学生が発表しているとき,部屋では3つの時間計測がなされていました.分秒を計るストップウォッチ,音鳴らし用のiPhone + Presentation Timer,そして私のノートPC + zjsです.スライドが次に行くたびに私は2のキーを押し,5人の発表指導を終えてから,各スライド何秒かかったかをメールしました.