わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

中村哲先生のこと

昼、新しくできた中村研(知能コミュニケーション講座)にご挨拶。広くていいな〜。いま自分が NAIST自然言語処理系の入学を検討しているなら、ここは間違いなく候補として回る講座であろう。
挨拶がてら、大きな研究プロジェクトの回し方を中村先生から教わる。たとえば1年の予算が6,000万なら半分が人件費、半分が研究費で、人件費はポスドク1人600万とすると3,000万で5人雇えて、それぞれをやりたいテーマ順に割り振ると、人がついたテーマは絶対成果が出るので回って行く、という感じ。なるほど〜。

大きな研究プロジェクトの回し方 - 武蔵野日記

なるほど〜.
リンク(http://ahclab.naist.jp/Nakamura-san/index_j.html)を見てびっくり.面識のある先生じゃないか!
NAIST 1期生は1993年入学.それで,翌年12月,M2の第4学期*1に,単位はいらない*2から勉強のために受けた授業の前半が中村先生で,2回ほど小レポートを提出してから,ドクターコースに進むM2はTAをするとなって,割り当てにより中村先生の授業のお手伝い(答案整理)をすることに.こっちはもちろん初めてのTAで,中村先生もTAをつかわれるのも初めてと,お互いぎくしゃくしながらの仕事だった.
中村先生が退職されて企業に戻られたというのは,風の噂で知っていたけれど,またNAISTに,そしてもちろん教授として戻られる,すなわち企業→大学→企業→同じ大学という経歴というのが初めてなので,2度びっくり.
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水曜日にメールで,学部の通信案内を受け取る.教職員の居室や連絡先なんだけど,他学科はいろいろと動きがある中,自分の学科は,3月に特任助教さんが入ったのは前のバージョンで追加されていて,今回は変動なし.
大学院の所属(クラスタ)の変動も,環境システム学科の先生で1増1減あっただけ.
人事の動きがない組織は,活動が停滞しているように見える? そう思われないように,上を向いて研究教育に邁進しないと….

*1:http://www.naist.jp/campus-student/e02_01_j.htmlに「第IV期授業」の表記あり.

*2:M1のときに受かったのと同じ科目名だったため.M1のときは暗号理論,M2では符号理論.中村先生の授業の中盤あたりに,data distortionを取り上げられていたと,記憶がよみがえる.