わさっきhb

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熊野博〜電子紙芝居

昨日1限の某ゼミは,10月4日に大雨警報のため休講となった分の代替授業でした.3人の先生方による,研究紹介でした.
途中で,「熊野博のころにいましたっけ?」と,突然,こちらに回答を求められました.簡単にコメントしましたが,ここに補足しておきます.
wikipedia:南紀熊野体験博自体は1999(平成11)年度に実施されたのですが,その前の年度に,そこに出展するための電子紙芝居を,学生に作らせることになりました.教授が仕事をとってきて,私は指導のお手伝いをしました.
そのころの学生は,1期生の3年生で,たしか6名だったと思います.それと,某ゼミ中に言えなかったのは:

  • 私は1998(平成10)年度の1年間は,NAISTの助手で,基本的に金曜日だけ今の大学に来ていました.
  • 今の学生室には,ある先生がいらしたのですが(現在は,佐賀大学で教授をなさっています),そこの研究室に入った1期生の3年ゼミは,FreeBSDでアプリケーションを,ソースからビルドすることでした.1999年度にはその先生が佐賀大学に異動され,在籍していた学生は,その先生についていくというのはできなかったので,学科内の複数の研究室に分散したのですが,その中の2名を,教授(と私)の研究室で受け入れました.
  • 電子紙芝居のための風景撮りとして,紀中・紀南に取材旅行へ行きました.たしか1月と3月の2回で,1月は,滝尻王子から先が雪で走れず,紀南なのに雪かいなとびっくりしたものでした.3月には,上記の合流した2名も一緒だったはずです.

あと,今の研究室の学生が自然に抱く疑問というのが,あることはあるのですが,当事者の了承を得ずにここでバラすわけにはいかないので,差し控えたいと思います.
それで,電子紙芝居ですが,10話作ったと記憶しています.和歌山の昔話として,有名なものばかりなはずですが,今,すべてリストアップできません.記憶は曖昧で,記録は見当たらないのです.記憶しているのを,引き出してみます.「:」以降は補足です.

  • 怪物猪笹王:「猪笹王」は「いざさおう」と読みます.
  • 安珍清姫:「安珍(あんちん)」は男性,「清姫(きよひめ)」は女性.和歌山に加えて「蛇」もしくは「道成寺(どうじょうじ)」もしくは「追いかけっこ」が出てくれば,必ず連想する昔話です.
  • 稲むらの火:浜口梧陵が全国的に有名になったのは,wikipedia:濱口梧陵によると,2004〜2005年とのこと.紙芝居を作ったのは,もちろんそれより前になります.
  • 橋杭岩伝説って,ヨーロッパの昔話に似た構成の,なかったですかね.
  • 髪長姫:「かみながひめ」と読みます.これも,道成寺を語る際に忘れるわけにはいきません.