わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

校正刷りから学んだ表記ルール

論文掲載までのスケジュールは,こんな感じでした.

  • 2010年12月10日:概要申込み(著者確定)
  • 2010年12月12日:じんもんこん2010発表
  • 2010年12月20日:論文投稿
  • 2011年2月某日:条件付き採録通知
  • 2011年3月某日:再投稿
  • 2011年4月上旬の某日:採録通知
  • 2011年4月下旬の某日:最終版送付
  • 2011年6月上旬の某日:著者校正用原稿受け取り(2日後に返送)
  • 2011年7月1日:掲載

著者校正ですが,「最終版に編集者さんが赤入れをしたもの」と「校正刷り」,その他もろもろが入っていました.
赤入れのほうに書かれていた修正指示が,興味深かったので,リストにしました.

  • (英語題目途中の)using → Using
  • 挙げ → あげ
  • 例えば → たとえば
  • 一人 → 1人
  • 一つ → 1つ
  • 〜得る → 〜うる
  • 言い方 → いい方
  • 通り → とおり
  • 常に → つねに
  • 繰り返し → 繰返し
  • 〜に当たり → 〜にあたり
  • 全て → すべて
  • 組み合わせ → 組合せ
  • 〜上で → 〜うえで
  • 〜に伴い → 〜にともない
  • 3箇所 → 3カ所
  • 充分 → 十分
  • 当てはめる → あてはめる
  • 見積もり → 見積り
  • 結びつける → 結び付ける
  • 〜など → 〜等
  • 〜を得ない → 〜をえない
  • 及び → および
  • 所属で「現在,…」にあたる英語表現は「Presently with ...」
  • カッコの中が英字のみであっても,カッコは全角

ひらがなにする修正が,思いのほか多かったので,驚きました.ただし,漢字にする修正指示もありましたし*1,送りがなは縮減傾向にあります.
とはいえ,こういった修正をしておけば査読が通る,というものではありません.査読では,こういった細かい言葉使いのチェックをしていないようです.ただ,統一がとれていないと,読みやすさ(明快性)がマイナスになる可能性は,あります.
読みやすく一貫性のある表記にするよう,ふだんから心がけたいものです.

*1:前回の同じところの論文赤入れでは,「効率よく → 効率良く」となっていて,それを見て以後は,「効率良く」と書くようになりました.