わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

底辺6cm,高さ4cmの三角形

昨年末の話です.
書店で,新刊と,コンピュータ関連をざっと眺めてから,教育書の棚に向かいました.
本を取り出して,ぱらぱらやって,本棚に戻し,というのを何度かやっていると,一つの問題に,目が留まりました.

算数科教育の基礎・基本』p.109です.
(2)は,横が底辺と同じで,三角形をすっぽり覆う長方形を描けばおしまいです.
しかし(1)は,そうもいきません.6÷2とあるので,まずは底辺の中点から,残りの頂点に線を引いてみて,だけども等積変形できないな,などと,まるで詰将棋に挑んでいるかのように,頭の中で行きつ戻りつしていました.
しかし,いい答えが出ません.なるほど,中学校の入試でそういうのを問われているのかと,いったん閉じて本棚に戻し,別の本を何気なく開いたら,答えが載っていました.

すぐに役立つ!365日の算数授業づくりガイドブック―教師力をアップするスタンダード57』p.68です.右の図形が,(6÷2)×4になります.底辺のところを6cmから3cmにするのが,「6÷2」ということなのですね.
さっそくレジに向かいました.
後づけかつ野暮な解説:

  • 小学校学習指導要領解説 算数編(《算数解説》)では,p.175に,台形を長方形に等積変形する図が載っています.
  • 『すぐに役立つ!365日の算数授業づくりガイドブック』p.68の見出しは,「学び合いには3つの型が」です.「学び合い」について,この本ではp.38, p.69, p.72にも書かれています.

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