「お前も,どうした風の吹き回しかぃなあ.パパとお風呂に入りたいやなんて」
「…」
「それにしても,湯船のお湯,水を入れても,熱かったなあ.すまんの.で,パジャマ着よか」
「あかぱじゃまあおぱじゃまきぱじゃま」
「(テレビでやってたんやな…)ほうほう,パパも言うてみるか…赤パジャマ青パジャマ黄パジャマ,赤パジャマ青パジャマ黄パジャマ,赤パジャマ青パジャマ黄パジャマ,どや」
「ぱぱ,すご〜い!」
「ちなみにパジャマがなかったころはやな,赤巻紙青巻紙黄巻紙やってんで」
「?」
「巻紙っちゅうのんは,ぐるんぐる〜んに巻かれた紙でやな.んでその色が赤やったら,赤巻紙」
「あか!」
「青かったら,青巻紙」
「あお!」
「(よし,ここでボケよう)んで,黄色やったら,きがみがみ!」
「き〜〜ぱぱなにそれ,きがみがみって!!」
「そこまで激しく反応するかぁ」
「ぱぱ,ゆって」
「いくぞ,赤巻紙青巻紙黄巻紙…」
「ちがう!」
「いや,合うてるんやが」
「きがみがみってゆうてえよお〜!」
「いやじゃ〜! 赤巻紙青巻紙黄巻紙,赤巻紙青巻紙黄巻紙,赤巻まき,あ,間違えた」