「パパ! パパ!」
「何やなんや」
「さきの子とね,うえの子を,すべり台で遊ばしてほしいんやけど」
「あいよ,見とけっちゅうこっちゃな」
「はい,お待たせ.っと,2人はもお,すべり台んとこに来とんのか」
「ぱぱ! ぱぱ!」
「お前は,自分だけ楽しむんやのおて,さきの子うえの子を楽しませるんやで」
「わかった」
「そいでさきの子は,すべり台を登ってんのか…まてまて,さきの子よ,お前,靴下はいてないやないか!」
「ええねん,登るのが楽しいみたいやから」
「いや,それやったら,すべらん台になるぞ!」
「すうぅべらんだいぃぃ!?」
「ああ,神戸に鈴蘭台ってのがあってな…」
「す〜〜べらんだい〜〜」
「お前,変な反応しとるなあ」