大原則
- 座長は,セッションの「縁の下の力持ち」.常に発表者のことを思って行動する.
- 誰と意識を共有するかに注意する.研究内容について分からないことは,発表者に,質疑やセッション終了後に尋ねる.発表の場については,実行委員や補助員に問い合わせる.
学会開催前
- 座長依頼があれば,日時を確認した上で快諾の返答をする.
- セッションの予稿は事前に取り寄せ,印刷して目を通す.
- 著者所属,参考文献,マテメソ,専門用語,固有名詞をチェックする.
- 誰も質問をしないときにする質問の候補を見つけておく.
会場到着後
- 受付を行う.実行委員に挨拶する(来たことが伝わる).
- セッション開始前に,実行委員または補助員と挨拶し,座長席,発表時間,時間管理,マイク使用を確認する.
- 時間管理について,タイムキーパーがいるなら,挨拶してよろしくと伝える.座長自身が行うのなら,ノートPCまたはタブレット端末を取り出し,zjsを起動する.
- 小部屋ならマイク不要.大部屋なら,発表者・質問者・座長でマイクをどのように使い回すか,取り決めておく.
- 座長席に腰かけ,予稿集,事前取得原稿のコピー,筆記用具を取り出す.全体(発表者,スクリーン,聴衆)を見渡せるか確認する.
- セッションの発表者がすべて来ているか,実行委員または補助員に聞いて確認する.来ていない場合,対応*1を決めておく.
セッション中
- 進行のための発言をする:セッション開始,発表開始,質疑,発表終了・発表者交代,セッション終了.
- 何らかの審査対象となっている場合,セッション開始時または発表開始時にアナウンスする.
- 時間管理は柔軟に行う:発表時間超過,質疑時間超過,質疑打ち切り.
不測の事態が起こったら
- 接続トラブルは補助員に任せる.いない場合は「対処できる方はいらっしゃいませんか?」と室内で問い合わせる.
- 発表中にPCが固まって再起動の場合,時間を止める.再開でまた進める.
進行のための発言例
- セッション開始:それでは,セッション○○(セッションの番号や名称)を開始します.座長を務めます△△(所属)の□□(姓のみ)です,よろしくお願いいたします.このセッションでは,__件の発表がございます.途中でベルを鳴らしまして,1鈴は?分,2鈴は?分,ここで発表終了です,3鈴は?分,これが質疑終了です.時間厳守で進めてまいりますので,ご協力のほどよろしくお願い申し上げます.
- 発表開始:まず最初/○番目/最後のご発表は,タイトルは“……”で,発表者は□□(姓のみ)さまです*2.それでは準備が整いましたらどうぞ.
- 質問を促す:発表,おつかれさまでした.それでは質疑応答に移ります.質問・コメントなど,ございましたら挙手をお願いします./ご所属とお名前をお願いします./まだ時間はございます./残り1分ほどですが,他に質問・コメントはございませんか?
- 発表者交代:それでは発表終了とします.どうもありがとうございました(拍手).次の発表者の方,ご準備をお願いします.
- 繰り上げ:残念ながら○番目のご発表は,欠席という連絡をいただいております(2〜3秒,間を取って場内を見回し,発表者がいないか確認する).それでは恐れ入りますが,次の□□さま,ご準備をお願いしてよろしいでしょうか.
- セッション終了:これで,予定していた__件の発表がすべて終了しました.発表された方々,そして質疑にご協力いただいた方々に感謝しまして,拍手をお願いいたします.どうもありがとうございました(拍手).