わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

上屋の下が通せんぼ

今日の帰りのことです.
雲行きの怪しい状況で,傘を持たずにバスに乗りました.紀の川を渡ったあたりから,雨足が激しくなってきました.
終点のJR和歌山駅で,バスカードを投入して下車し,雨はやだやだ,なるべく濡れないようにして,駅に入ろう…と思ったところに,横断幕を持って演説する人々,それに関連したアイテムを配る人々がいました.
駅前バスターミナルの“屋根”の下で,濡れるか濡れないかぎりぎりのところに立って,活動をしていました.
どなたも傘を持っていません.
人数も多く,通してくださいとも言いにくかったので,“屋根”のないところを小走りして,駅の建物に入ってから,タオルを取り出して腕とリュックを軽く拭きました.


さてここまで“屋根”と書きましたが,これの正式名称が,気になってきました.
屋根? 軒(のき)? 庇(ひさし)?
思い浮かぶ言葉を入れ,検索していった結果,2つの名称にたどり着きました.
一つは「通路シェルター」です.「通路用シェルター」とも書かれます.

もう一つは「上屋」です.「うわや」と読みます.上屋/上家(うわや)の意味 - goo国語辞書には「2 駅や埠頭 (ふとう) などで、旅客または貨物を雨露から防ぐために設けた、柱に屋根をかけただけの建物。」と記されています.
駅における上屋は,wikipedia:貨物上屋の中に,説明文と,分かりやすい写真が載っています.
バス停の“屋根”を「上屋」と称しているページも,見つけました.

と,言葉の問題は一応,解決したのですが,だからといって和歌山駅のバスターミナルで,朝夕の混雑時に,雨が降っていたら,お互いどう行動すれば快適になれるかというと,良い答えが思い浮かばないのですよね….

*1:「庇」の文字も見かけますが,「車道側張り出し庇」とあり,乗客・歩行者ではなくバスのための“屋根”を意味しています.