3週間ほど前のことですが,子らの話し合いの結果,サンタさんへのお願いは「ハムスター」となりました.
それで,クリスマスの前々日,子ら(と自分)が不在のときに,カゴに入ったハムスターが届いていました.
みな,「可愛い」「かわいい」と言っています.
年末のある日,妻が洗面所で,カゴを掃除していました.写真にうつっている,プラスチックのお城も,取り出して洗っていました.
ハムスターはどうしたのかを聞くより前に,妻が言い出しました.「ハムちゃんね,脱走したんよ」と.
妻が今のうえの子よりも少し年上だったころにも飼っていて,そのときにも脱走事件があり,だけれども2週間でふらっと戻ってきたのだから,気楽に待ちましょう,とも.
子らは手分けして探したけれど見つからず,落胆の表情です.
外出前に,ポストに葉書が入っているのに気づきました.実家の母から,4人の子あてです.「こんにちは.ハムちゃんはおげんきですか」から始まっています.電話で誰かが伝えたからですが,それにしても気持ちよく読むことができませんでした.
外食して,車に乗ったときに,妻に電話がかかりました.自宅からです.ハムスターを,家の中の静かなところで発見し,妻の父母の連係プレーで捕獲したとのこと.聞いていた子らも大歓声です.
元日には,うえの子の手を伝って,自分の手にハムスターが乗りました.「かまれたらいたいよ」と言われていたけれど,噛まれる以前に,尖った手足が手のひらに当たる感触が,何とも言えません.すぐ,うえの子に戻しました.
小2・年長・年少の娘4人が,小さな生命を育むことのできるこの期間を,親としてありがたく思い,距離を置いて見守ることにします.