「うえの子よ,暇そうやな」
「なに,パパ?」
「ネットで仕入れた話をするぞ.ある男の人がいました」
「うん」
「ファーストネーム,下の名前は,Guyです」
「がい?」
「そう.で,ファミリーネーム,苗字のほうは,Jeanです」
「じーん.…」
「その人が,自己紹介をしました」
「Hello, everyone. I'm Guy Jean!」
予想どおり,うえの子は笑ってくれました.
予想外のこともありました.パパのボケには否定から入る,あとの子も,脱力しながら笑いだしたのです.
「ま,人の名前で笑うってのは,ええことではないんやけどな」
「さきの子ちゃんが来た…パパ,言ったってえやあ」
「いや…さきの子は笑わんと思うなあ」
「じゃああたしが言うで」
そうしてうえの子がさきの子に言ってみると,やっぱりさきの子は笑わず,なんと,パパにパンチを繰り出してきました.
ちなみにさきの子が笑わないのは,その内容もさることながら,すでにうえの子やあとの子が笑っているのを,知っていたからです.さきの子は,「とっておきの話」「私(さきの子)だけに聞かせる話」により強く,関心を示すのです.
日本人の名前だと,佐藤俊雄さんがテレビに出たのですね*1.まだ子どもらには言っていません.