「訓点資料を対象とした翻刻支援システムの構築」と題して,情報処理学会論文誌に掲載されました.
「人文科学とコンピュータ」特集で,論文募集があり*1,FIT 2016で発表した分*2を手直しして昨年5月に投稿しました.
個人的には,筆頭筆者ではない初めての論文掲載となりました.筆頭筆者の所属は企業となっていますが,そこで研究してきたわけではなく,2015年度で完了の修士研究を,論文にしたのでした.システム開発,評価実験ともに,彼が実施しました.
査読付きの学術論文に掲載されれば,研究はひと区切り,とよく言われます.2年前に開発したプログラムやそこで使用している素材について,今年に入ってから3年生に,Dockerのコンテナとして動かせるよう,指示しました.作業は2月にも差しかかり,こちらで想定していた以上の時間をとって,活動してくれたおかげで,Dockerfileとドキュメントが整備され,他のサーバでも稼働できるのを確認しました.3月の学会発表が終われば,今回の論文のシステム運用に使用したサーバについて,ハードディスク換装などをする予定です.