ただいまを言って水筒をテーブルの上に置き,のんびりしていると,すえの子が近づいてきました.
「パパ,めいろ,させて」
こちらは,よっしゃええよと言いながら,タブレット端末を取り出して画面を表示し,「Fill」を立ち上げました.
一筆書きで,全マスを塗りつぶせば,1面クリアです.スタート地点だけ,すでに塗りつぶされています.20年以上前にプレイした,タントアールの「ひと筆めくりめぐり」と同じ要領なのですが,Fillはステージが進むにつれて盤面が大きくなる一方で,ゴールになるマスが,ここという表示はないものの開始時点からすぐに分かるようになっているので,複数の終点ができてしまわないよう,指を動かします.ゴールから逆順で考えるという戦略を,とることもできます.
パパのスマートフォンで,ポケモンGoができるのは,だいぶ前から子らにも見せていますが,タブレットにインストールしたFillについてはごく最近です.
すえの子には,BeginnerのLevel 1の最初の3問をさせてからは,30番台に飛びまして,これがこの子にとってちょうどよい難易度のようです.そんなにしてプレイしている姿を,さきの子やあとの子が見ると,「こうやで」と触りだします.さきの子・あとの子は,ExpertのLevel 1の問題を,試行錯誤して解きます.うえの子はその問題も,答えを瞬時に見抜いていました.