昨日はうえの子の誕生日でした.朝,定時に帰ると言って出発したのですが,帰りに書店へ寄ってしまい,乗る予定のバスが満員で通過したことも影響して,帰宅したのは予定の30分後でした.うえの子は,お腹を空かせて待っていました.
「ただいまぁ.遅くなってごめん」
「パパぁ〜」
「ああ,うえの子やな.すまんよ」
「(パパを指さして,厳かな口調で)おそくなってはいけないではないかぁ〜!」
「(おっと,ここはリアクション芸が要求されてるんやな)」
「(手を腰に当て,胸を張って)すまないぃ〜!」
「パパ何それ〜(笑)」
「いやこれくらいやらな笑ろてくれへんかなと」
「(再びパパを指さして,厳かな口調で)おそくなってはいけないではないかぁ〜!」
「(また別のリアクションが必要か…)」
「(頭を少し下げ,両腕を頭の前に出して手首を振りながら)ごめんちゃい」
「パパおかしい! 変すぎる(笑)」
「即興っちゅうのも難しいんやで」
「(再びパパを指さして)パパぁ〜」
「(ひと呼吸おいてから,首を後ろに向けて指さす方向を見る)」
「パパ! パパを指したの(笑)」
「そっか.ほなそろそろ食卓に行かしてもらうで」
ママは夕食の準備をしていました.さきの子・あとの子に,玄関でのうえの子とパパとのやりとりを再現すると,うえの子が指さすときを含め,アクションごとに歓声をあげました.夕食後の団らんのとき,ママにやってみると,極めて冷静で,「ごめんちゃいのポーズだけは,ちょっと面白かったかな」という感想でした.