- 出版社/メーカー: 友ヶ島海苔本舗
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この海苔の特徴はというと,1枚が非常に大きいのです.おおよそ,短辺の長さはハガキと同じくらい,長辺のほうはハガキの1.3倍くらいです.
この1枚を口に入れたり,ご飯を巻いたりするのは,難しいので,折って折って,4分割してから---キタバタの海苔の1枚分より大きいのですが---ご飯といっしょに食べています.
子ら(さきの子・あとの子・すえの子)も近寄って,のりほしいと言い出します.1㎠くらいのかけらを渡すと,小さすぎるので露骨に嫌な顔をします.1切れを,その場にいる子の数に合わせて2分割または3分割して,渡すのが日常となっています.
さて某年月日,朝食前のデスクワークに時間をとってしまい,出勤10分前に食卓につきました.
テーブルには「味付海苔 友ヶ島」の瓶はなく,かわりに,4分割されたこの海苔が,ご飯の横にありました.
数は3切れです.もう一度数えても,3切れです.
対面に座る妻に,尋ねてみると,さきの子ちゃんがセッティングしてくれて,1切れ分を取っていったとのこと.
離れたところにいる,さきの子を含む子らに目をやると,海苔はもはや見当たりませんでした.