いきなりですが問題です.
小説に書かれた暗号文を,自力で(あとに書かれた解読結果を見ずに)解読することを試みなさい.
例えばコナン・ドイル「踊る人形」が収録された本はAmazonで購入可能.海野十三「暗号の役割」は青空文庫より本文が読める.各自調査のこと.
さっそくですが解答…のしようがありませんね.自分で解読して,それが小説の内容と合っていれば,正解というわけです.
上記の問題は,暗号系や歴史上の暗号を解説した第3回授業の「検討課題」としました.今年度から,シラバスには授業時間外の学習のことを明記するようになり,教員が話した内容と別に(とはいえある程度関連させながら),学習してもらうための題材を,「検討課題」と名づけて,用意したのでした.第1回と第2回の授業も,上記と同様の問題をひねり出しました.
さてこの課題の提示方法ですが,例年,授業のスライドを12枚厳選して,6up両面モノクロで印刷していたうちの,1つの(最後の)スライドとしました.例年から1枚分,取り除くスライドを決めるのにも,時間を要することがあります.
資料を読み,画面を見て,教員の話を聴きながら,自分の中と対話をして,学びを深めてくれるといいのですが.