昨日5限は，大学院のゼミで「世話人」を務めました．
教員持ち回りの「世話人」，自分は今年度初めてです．昨年度までとの違いとして，これまでは学生にやってもらっていた，司会進行および時間管理を，世話人がすることになっています．
2階の教室に行く前に，1階の事務室で，プロジェクタのリモコンなどが入った手提げのカゴを取りに行ったものの，定位置にはありません．
前の時限の先生が，教室に置いてくれているのかなと思い，階段を上がって部屋に入ると，さっそく「先生，リモコンは?」と問いかけられました．
もう一度，1階の事務室へ．そうすると，教室番号のラベルのついた，カゴがありました．廊下の人混みをかき分け，教室に戻りました．
リモコンを使ってプロジェクタの電源を入れ，タイムキーピング用のBYOD PCにも，電源ボタンを押したところで，学生が近づいてきました．「はい，なんでしょう」「先生，○○と言います．今日，僕は発表予定に入っているでしょうか」「……」．
ログオンして，ブラウザを立ち上げ，タイマーソフト(zjs)よりも先に，某ゼミの学内Moodleページにアクセスしました．4人の発表予定リストの中に，○○の名前は見つかりませんでした．
ここで，このゼミの発表者・発表日など，全体スケジュールを把握している先生が教室前方にお越しになり，話をうかがいました．○○さんは以前に発表キャンセルをしていて，もしこの日，当日キャンセルの学生がいれば，その時間帯を使って○○さんに発表してもらうつもりだったけれど，キャンセルなしとのことで，来週発表してもらうことになりました．
学会タイマー・zjsを起動し，発表と質疑の時間があっているのを確認してから，腕時計に目をやると，授業開始の1分前です．次は教室後方へ，各発表者の資料を取りに行きました．
これまで何度か，当日キャンセルのほか，本人は大学に来ているけれど印刷が間に合わなかったりして，4人分の資料がないことが，たびたび起こっていました．さて今回は…
1，2，3，4，…そして5．
5種類の資料が，机に置いてあります．予定者数と，合っていません．
資料をざっと見ると，そのうちの1つの目立つところに，先ほど問い合わせのあった学生・○○さんの名前がありました．こちらが声をかけるまでもなく，やって来まして，回収してもらいました．
開始前のドタバタの一方で，4件の発表はつつがなく進行しました．学生からの質疑も活発で，誰からも質問がないときに，後方に座っている学生を当てたのは，90分を通して1回だけでした．
