某年月日,家族でお詣りに行きました.朝は三重の伊勢神宮(内宮),昼は名古屋の熱田神宮です.
「お…酒樽やな」
「あとの子よ,あれ,樽ぜんぶでいくつある?」
「あれの数を数えるの?」
「そうなんやが,かけ算で計算してみな」
「はーい.えっとぉ…じゅうにぃと…ごぉで……」
「パパわかった,60」
「あたしもろくじゅう」
「せやな.12×5でも5×12でもええが,5×4=20,それが3つで20×3=60ってのでも求められるな」
「あっちのやったら,いくつや?」
「あれもろくじゅう!」
「いやいやいやいや,5×4=20が4つやぞ」
「じゃあ…」
「80」
「そのとおり」
「そばにはうえの子だけか.樽の数,一瞬で分かるか?」
「えっと,60.あ,ちがうゎ」
「どうやら70やな.真ん中の柱で左右を分けたら,片一方は5×7=35やから」
「パパあれは…えっと,30?」
「30やなあ,たしかに」