「あのなママ,俺,首がちょっと重たいねん」
朝の会話で,妻は,自分の肩が凝っていることに気づき,サロンパスを貼ってくれました.
腕は,回せます.首は,回せません.少し動かすだけで,もう無理です.
サロンパスは,気休めでした(と妻に言うわけにはいきませんが).肩を,自分の手で叩いてみても,何の解決にもなりません.
事態が急変したのは,夕食のあとの風呂でした.脱衣所で,上の服を脱ぎ,肌着のシャツを脱いだところで,開放感を得たのでした.
シャツの首元には,「M」の文字が見えました.(妻の)父の肌着を,着ていたのです.冬場は,肌着シャツを寝間着の前に着ていまして,ひと晩で,首を中心に身体が不自然に縮こまったというわけです.
風呂では体を温めるよう努めました.上がって,(自分のサイズに合った)肌着のシャツを着て,寝間着を着て,気分もすっきりです.
腕は,回せます.首も,回るようになりましたが少々痛いです.腰痛と同じく,ただちに治るものではないのでしょう.
妻に,肩こり解放されたよと言うわけにもいきません.原因を聞けば,痩せたらええのにと言ってくるのが,目に見えているからです.むかし何だったかで,「ベルサイユのばら」のパロディで「エルサイズのはら」というのを見かけて笑ったものですが,Lサイズを余裕で超えている,今の自分は笑えません.