わさっきhb

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今年の稲刈り

 我が家の稲刈りは,先週水曜日と,金曜日・土曜日に分けて行いました.
 水曜日の自分は仕事優先でして,(妻の;以下略)父と母で実施していました.金土は,しっかり関わりました.
 8月の,田んぼの薬撒き2回目のときよりも,虫に食われた場所が大きくなっていて,驚きました.いくらかは事前に,手刈りされて田んぼの上に置いてあり,結局コンバインに通して実を取ることをしませんでした.
 例年通り,角や端の機械が入りにくいところを,母と自分とで手刈りしました.ただ地面が緩く,たびたび靴が田んぼの中に,入り込んでしまいました.
 その後は,コンバインを父が操作して刈り取っていきました.
 なのですが,金曜日の昼食前に,田んぼの中でもっとも水が溜まりやすいところで,コンバインの足回り*1が空回りし,前にも後ろにも,進めなくなりました.
 30分ほどあれこれしたあと,父はトラクターを持ってきました.ロープでつないで引っ張ろうとして,ロープが切れました.
 ここで父は,電話をかけました.農機のトラブルに対応してくれる人のところです.すぐには来られないとのことで,いったん帰宅して昼食をとり,田んぼに戻ると,農機メーカーの名前が書かれた軽トラが,田んぼのそばにありました.対応してくださった人は,ロープではなく特別な帯を4本,組み合わせてトラクターとコンバインとをつなぎ,その人がトラクターを,父がコンバインを運転して,やっと,ぬかるみから抜けることができました.
 土曜の午後にすべての稲刈りが終わり,乾燥機にかけてから,玄米の袋詰めをしました.出来上がる袋の数は,これまでよりも少なめです.また機械から「横に出る」米を入れる袋が異常に多く,父に聞いたところ「小米(こごめ)」とのことでした.
 虫にやられていても,とりあえずコンバインで刈り取った分の多くが,小米となったのでしょう.
 乾燥中に普段着になって散歩し,貴志川線の線路沿いで,まだ刈り取られておらず,8月に見たときには虫が見られずきれいだった田んぼにも,虫にやられた領域(直径5メートルくらいの円)がいくつもあって驚きました.今年の自分と近所の田んぼについては,薬が十分でなかったというよりは,虫の繁殖力が強く,収穫を遅めにすると食われやすくなっていたように,思われます.

*1:「ゴムクローラ」,略して「ゴムクロ」と呼ばれるらしい.関連:https://gomukuro-one.com/?mode=f60