わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

学生1人に一つずつ,新たなスライドを

 昨日から今日の午前中にかけて,課題文の作成に時間をとりました.
 3年生と,大学院生・4年生のゼミ活動に関する課題です.
 3年生はJavaServer Pages (JSP)を用いたWebアプリケーション開発を終え,1月末まではDocker活用です.年内はDocker Desktopのインストールのあと,GitHubに公開されたコンテンツをもとにDockerコンテナを作ったり内部状態を理解したりし,最終的にはDockerで動くWebアプリケーションを提案・実装してもらいます.1年前のゼミ資料を少し手直しすることで,文章は出来上がりました.
 時間がかかったのは,大学院生・4年生向けです.来週のゼミで,研究報告をしてもらうことにしました.先月はグループ単位でしたが,修士論文卒業論文の提出や発表会も見えてきましたので,今回は1人ずつの発表とします.「研究背景」「目的」「実施内容」「成果(ただし成果の出ていない者は進捗でも可)」を入れ,3分で話すこと,といった指示を箇条書きにしていきました.
 日曜日のデモ発表で,前提となる情報の取りまとめが必要となったことを,思い出しました.研究の本論ではなく,研究背景の一部になる事項ですが,それでも修士論文卒業論文の内容やスライドに,あるとないとでは違いがあるような情報です.ちょうど2件あり,M2学生と4年生に,こんな内容のスライドを作ってくださいというのを,書き出しました.「花押の電子化の流れ(ワークフロー)」と,「表形式の花押彙纂データベースの各項目の名称と説明をまとめた表」です.
 そうしてみると,他の発表にも一つずつ,先月までのゼミ発表には見当たらないけれども,背景または成果として,作ってほしいスライドを,指示するのがよさそうに思えてきました.数名は容易に思い浮かび,残り数名については,PowerPointのファイルだけではなく,定例ミーティングの進捗や議事録,また学生が作成したソースファイルも参照しました.1人1項目,指示が書き上がったのは,午後のゼミ開始の,45分ほど前でした.
 新規スライド作成に時間をとってほしいけれども,それが準備の全てではないことを明確にするため,「このスライドも3分間の発表に含まれる.」という注意書きを入れました.