わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

第26回情報知識学フォーラムにオンライン参加

 会場は「京都大学桂図書館2F オープンラボ・リサーチコモンズおよびZOOM配信によるハイブリッド方式」です.オンライン参加を申し込んで,職場から参加しました.
 講演5まで聴きました.京都大学の多様な分野の先生方によるトークでした.持ち時間は,質疑を除いて1件あたり25分でしたが,どれも眠気を襲うことのない,充実した内容でした.
 最も興味を持ったのは,Maritime Asia Heritage SurveyのPI・プロジェクトリーダー,Feener氏による講演3です.タイトルが英語,トークも英語でした.
 内容もさることながら,この方のトークの最初のところで,ふだん見かけない状況が発生しました.
 5つの講演のうちこの講演3だけ,会場外,おそらくFeener氏の京都大学のオフィスからだったと思われます.そうしてトークが始まり,Feener氏の顔と部屋が見え,お話しも聞き取れるのですが,「最初のスライド」が表示されていません.
 1分前後で,会場の進行役の方が,英語で,スライド出ていませんよと口を挟むと,Feener氏は英語で,まだイントロなんだよと返しました.
 世界のプレゼンテーションを,幅広く見てきたわけではありませんが,1枚目にがっちりタイトルと著者を表示させ,最初に発表者の所属と氏名と発表タイトルを言い,すぐ次のスライドに移るというのは,日本人のプレゼンに顕著なように思います.他によく見かけるのは,タイトルなどを表示させたまま,イントロを話し,それからスライドを進めるという方法です.
 Feener氏はスライド共有なしで,やや長めに話すことで,話者・Feener氏に注目を向けるようにしたのです.これもプレゼンの技法だと思います.進行役の一声は,トークを遮るものとなりましたが,多くの聴衆の不安を代表して言ってくれたわけですし,トーク慣れしているFeener氏にとっては余裕の対応であり,結果的にはさらに聴衆の注目・関心を集めました.
 ところで事前のメールを読み飛ばしていて,そこに書かれたURLから,各講演者およびポスター発表者の予稿を読むことができるのでした.知ったのは,ポスターセッションになり,会場から音声が聞こえなくなってからでした.