わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

wsl-terminalからTabbyへ

 自宅の小型PCも,Windows 11にアップグレードしました.
 職場でもアップグレードを行い,自分が使用可能なWindows PCの過半数が,Windows 11になりました.
 アップグレードしたあと,WSL2で使用している端末アプリを,ダブルクリックしてもすぐに(一瞬だけエラーメッセージが表示されて)消えてしまいます.
 そのアプリはwsl-terminalです.インストールし直すことで,起動できるようになったPCもあれば,依然として動かないPCも出てきました.ファイルは「2 years ago」ばかりで,更新がなさそうです.
 別の端末アプリを探していたところ,Tabbyというのを知りました.

 動かしてみました.Windows Terminalと同じように,タイトルバーがタブになっていて,1つのウィンドウで複数の端末を起動できるようになっています.CMD(古くからあるWindowsコマンドライン),PowerShell,そしてWSLから選ぶことができました.tmuxコマンドも,SSHLinuxサーバに入ったあとのscreenコマンドも,表示・操作は良好です.
 少し気になったのは,WSL/Ubuntuを起動し,デフォルトのシェルが出たときのカレントディレクトリは,Ubuntuのホームディレクトリではなく,(Windowsの)環境変数HOMEの値に基づいたディレクトリとなっていることです.とはいえcdコマンドを実行すれば,ホームディレクトリに移動できますし,実用上,大きな問題とはなりません.
 右上の歯車アイコンを押して,少し設定を変更しました.フォントは,[外観]で指定でき,HackGenNerdの20にしました.[プロファイルと接続]に移動して,新しいタブの規定プロファイルは「WSL/Ubuntu」です.[ホットキー]の中で,端末ウィンドウの切り替え (toggle-window)に「Ctrl-Space」がついていたのを削除しました(Emacsの編集中のC-SPCにも反応してしまうので).[配色]は,多数のセットがある中で「NightLion v2」を選びました.
 Tabbyを複数のPCにインストールして,ほぼ同じ設定にしました.配色やフォントを含め,自分好みの端末にするには,もう少し時間がかかりそうです.