わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

端末を,こんな風に使っています

「自己紹介スライドの3枚目として,端末画面をお見せします.

1年後期の授業でLinuxを使用し,『端末』というソフトウェアを起動してそこでコマンド実行したのを,思い出した人もいるかと思います.あの『端末』が,自分にとっては普段使いのアプリケーションの一つなのです.
今回はお見せできませんが,他に,ブラウザ(FirefoxChromeVivaldi),テキストエディタEmacs,たまにメモ帳),メーラ(Thunderbird),カレンダーソフトも,ほぼ常駐させています.
OSはWindows 10です.端末に関しては,Windows Subsystem for Linux (WSL)というのをもとに,ゲストOSにはUbuntu,端末ソフトにはwsl-terminalをインストールして活用しています.
この端末ソフトを介して,プログラムのコンパイル・実行のほか,電卓代わりのちょっとした計算や,サーバのメンテナンス,手持ちのファイルの検索などを行っています.
画面に出ているのは,はてなダイアリーで公開している日記のソースファイルから,『セキュリティ』を検索したときの結果の一部です.
公開している日記にも,検索機能はついていますが,サーバへの問い合わせが入るため,結果はすぐに返ってきません.
手元のファイルを探すことで,5,000個程度のファイル数なら,結果は瞬時に出ます*1.なお,今回の授業の後ろのトピックとの関連を言っておくと,この検索にはインデックス型の全文検索ソフトウェアを使用しておらず,grepと同じ機能で検索速度が大幅に向上したとされるもの(The Silver Searcher)を使用しています.
画面の上に『Session』とか『bash』『htop』『zsh』『zsh』と表示されていますが,表示上は1画面だけ,この場合だと最後の『zsh』というシェルでの画面状況を表示していますが,使用しているソフトウェア(tmux;端末マルチプレクサ)は,4つ分の端末を内部に保持していまして,キー操作で切り替えられるようになっています.ウィンドウは一つですが,端末が複数あります.タブブラウザと同じ感覚で,別々に(必要なら同時に)コマンドを実行することができるわけです.」

*1:さらにいうとこの検索では「2018年のファイルのみ」「行単位の中間一致検索」ということもあって,手間のかからない逐次検索を採用しています.実のところ約5,000個のファイルからの検索だと「瞬時」とはいきませんし,ファイル内のAND/OR/NOT検索にも対応していません.