某年月日,夜10時を過ぎたときのことです.
そろそろ寝ようかなと思ったところに,あとの子がふらふらとやって来ました.
ママのスマホを持っています.充電しに来たのか…
と思いきや,パパが寝る予定にしていたソファの上で,体を横にし,ママのスマホで楽曲を再生し始めました.
そこで寝られると困るんやけどと思いながら,PCで暇つぶしをしていると,10分後にはソファから寝息が聞こえてきました.
この子の手にある,とっくに楽曲の再生は終わっているママのスマホを取り,充電の端子を差し込みました.
寝間に行くよう,声をかけるべきか…
そんな状況で,ドアが開きました.さきの子が入ってきました.
あとの子を連れてくと息巻いて,あとの子の右腕を引っ張り,起こしにかかりました.
寝間で寝かせるという強い意志のさきの子と,ここで寝たいというあとの子のせめぎ合いを,距離を置いて見守るしかありませんでした.
ドアの向こうの廊下も,寝間も,明かりがついていました.そして,はよ寝なさいというややだるい声は,ママのものです.
あとの子はしぶしぶ起き上がり,この部屋を出て行きました.
こんなんでええんか….
次の日の,夜10時を過ぎてやって来たことから始まる出来事のほうが抱腹絶倒だったのですが,ここには書けません.