某年月日,夜のことです.
あとの子が「やっぱり金色のペン,ほしい」と言い出しました.
首を,あとの子のほうに向けると,彼女のさらに先には,机の上の画用紙が,見えました.学校で掲示するポスターです.美術の授業ではないので,色塗りに使う道具は何でもよいとのこと.前日に,あとの子と自分の2人でダイソーに行ってみたものの,望む色合いのものがなく,お菓子を買って帰ったのでした.
こちらはAmazonで商品検索をしました.「こういうのでええんか」と尋ねると,「これがほしいねんけど…」に続けて,「明日,届く?」と返ってきました.掲示は2日後,この日でないといけません.しかしブラウザのAmazonの商品の配送日は,どれも2日後です.間に合いません.
「明日,ほしいねんな?」には首を縦に振ったので,仕事からの帰りに,買って帰ることを伝えました.
翌日の夕方には,和歌山大学を出て,イオンモール和歌山まで歩きました.エレベーターで3階まで上がり,専門店ではなく,イオンスタイル3階の文具コーナーで,陳列を見て回ると,カラーの油性ペンの中に,金色のものがありました.中字と細字を1本ずつ,手に取り,レジに持って行きました.
帰りのバスまで,少し時間があったので,階をひとつ降りました.紳士物の衣類のところで,この時期に着ると良さそうな,長袖シャツを見て,2着,購入しました.
いつもより1本遅れの貴志川線の電車に乗り,帰宅しました.あとの子の机の上に,金色のペンを置いてから,ハサミを取り出し,自分の服についているタグを取り外しました.