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お父さんお母さんへ

 某年月日,妻とすえの子とで,すえの子の通う小学校へ行きました...
 事前に,すえの子らの学年で合唱をし,すえの子がピアノの伴奏をすることを,聞いていました.
 催しのプログラムを入手したのは開演直前,すえの子と,自分と妻とが校内で別行動になるときのことでした.
 プログラムを見ると,1年生から6年生まで,出し物が用意されています.
 もう1枚,めくると,「お父さんお母さんへ」から始まる,すえの子の直筆の文章がありました.
 自宅ではなく,このタイミングで読んでね,ということなのですね.なになに…
 構成としては,両親への感謝,お母さんは何をしてくれたか,お父さんは何をしてくれたか,そしてこれからのこと,という順でした.
 お父さんはというと…手元に書面はないので,記憶をもとに再現すると,2行,書かれていました.最初は「お父さんは笑わせようとしてくれています」です.何とも冷静です.
 次の行は,なんと,「一番面白かったのは、猫の鳴き声でした」.
 妻に渡して,読んでもらっている間に,思い出したのは,猫の鳴き声をいつどんなときに発しているかです.
 すえの子を笑わせるためではなく,妻や,あとの子が「にゃ?」といったときに,自分が「にゃ」と返すことが,よくありました.
 妻またはあとの子の返事としての「にゃ」を,すえの子がよく覚えていたのでした.
 講堂内,保護者は座席指定制(すえの子はくじ引きしたとのこと)で,まあまあいい場所でした.6年生の合唱の幕が上がったとき,すえの子は3列のうち2列目の中央付近で立っていました.伴奏ではなく歌唱する側です.途中で段を降り,ピアノのほうに向かって,児童と交代し演奏していました.演目が終わったとき,他の来場者とともに大きな拍手をしました.

 当ブログをご覧の皆様でしたら,すえの子は現在小学校6年生で,3月に小学校を卒業し,4月からは中学生になることにも,お気づきかと思います.
 ところでもし自分が,小学校6年生の卒業前に戻って,「お父さんお母さんへ」で手紙を書くとしたら…
 父とは将棋を指すこと,母は外食に連れて行ってくることを,挙げていたと思います.