わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

プログラミング能力底上げで,関係する人々

昨年度は,学科のプログラミング能力を上げるために,「何をするか?」から考え始めて実施しました.
学科学生が身につけるプログラミング能力の私案(1) - わさっき学科学生が身につけるプログラミング能力について(2) - わさっきでは,「何をゴールにするか?」の私案を作りました.
今日は,「この問題に,誰が関わるか」を洗い出してみました.

  • 教員
    • 学生への影響度が大きいです.間違ったことを教えたら,学生はそのまま覚えてしまう恐れがあります.
    • 新しい取り組みに,協力的です.
    • コストパフォーマンスを重視します.教育以外にすることがいっぱいありますので.
  • 上級生*1
    • 自分の研究や授業があります.なので,その合間に協力してもらうことになります.
    • 協力してもらう場合,強い動機付けが必要です.
    • (後輩のプログラミング指導をする)能力があるか,という問題があります*2
  • 出来る学生
    • マイペースですThey do things at their own pace.他の学生からは,ハイペースに映るでしょう.
    • 「勝手にやっている」ではなく,この群の学生の持つ良いところを,学生全体に紹介することで,出来る学生・出来ない学生双方を激励したいものです.
    • 新しい取り組みをするとして,協力してくれるかどうかは,話のもっていき方次第でしょう.
  • 出来ない学生
    • 底上げしなければならない,一番重要な対象者です.
    • 何が「出来ない」のかを見極めないといけません.単一の要因というよりは,いろいろな可能性があり,またそれらが複合しているのだと想像します.
      • 一から作ることができない.
      • 既存のものを改良することができない.
      • バグがどこにあるのか,分からない.
      • 実行コマンド,文法,ライブラリ関数などが,(探し方を含めて)思い浮かばない.
    • 出来ないことに悩む人もいれば,悩まない(気付かない)人もいます.昨年度後期の補習,今年度前期の自主演習の参加者は,この「悩む人」でした.
  • 真面目な学生*3
    • 「真面目かつ出来る」学生と「真面目かつ出来ない」学生の違いがどこにあるかを見出せるといいのですが.
      • 「真面目かつ出来ない」学生というのは,複数の教員が,指摘されています.
  • 不真面目な学生
    • 「不真面目かつ出来る」学生は皆無です.
    • 「不真面目かつ出来ない」学生に意欲を持たせるには,どうすればいいか.これも一つの大きな課題です.

*1:ティーチングアシスタントを含みます.

*2:後輩と「一緒に学ぶ」というスタイルは,可能かもしれません.

*3:ここに書くのは,箇条書きの作法としてあまりよくありませんね.学生を,「真面目かつ出来る」「真面目かつ出来ない」「不真面目かつ出来る」「不真面目かつ出来ない」の4つに直和分割するのが,合理的なのですが.