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DBゼミへのアドバイス・2008年度版(7)

本日は4項目です.テーマは「てんでばらばら」です.

内部レビューを

うーん,発表した,班のみなさんも気づいていることだと思いますが,連続する何枚かのスライドの中に,表現のおかしなものが目立ちますね…
そこを作ったのは一人だと思いますが,しかしこれは,班で解決しておかないといけない.
スライドは,分担を決めて作るというのでかまいませんよ.ですが,それを合わせて一つのファイルにしたら,「内部レビュー」というのをして調整し,それから,発表するよう,心がけてください.

逆算してスケジュールを立てる

「先生,実は,みんなのスライドができたのが今朝なんです…」
でしょうね.じゃあ,発表をいつするかは,決まっているんだから,そこから逆算してスケジュールを立ててください.
金曜日に発表なら,たとえば,水曜日までに全員作ることにして,だれかが一本化したら,木曜日はスライドチェックの日にするんです.第三者の目になって,班内の人…自分も他の人も…の書いたものをチェックすると,単純ミスもすぐ見つかりますし,結合によって,統一がとれていないことに気づくものです.それと,発表したらどんな質問が来そうかを,この段階で考えてみてください.
要修正個所や,想定される質問というのは,文書に残しておきたいものです.

逆算してスケジュールを立てた例

ゼミではないんですが,自分が関わったスケジュール管理の例を,出してみますかね.
3人の教員で,毎週,学生向けの問題を作ることになりました.
1回あたり,小さいのなら3問.大きければ1問の問題に,取り組んでもらいます.
問題文コンテンツがない…新規に創らないといけない…状況で,それぞれの先生はそれぞれ業務を抱えているので,まずは毎週こなせるように,日程の大枠を考えました.
水曜日の授業だったのですが,その週の月曜日に,問題内容を確定させ,事務に印刷を依頼すること,そしてその問題文案は1週前の月曜日にメールで流して相互にチェックするとなりました.
1回の授業の問題を3人で作る,ではなく,各回で担当者を決めておき,問題数も,そのときの担当の先生にお任せとしました.
あと,問題文を作るのは,TeXでもWordでもよく,PDFのファイルをやりとりしました.TeXやWordを交わすのなら,作成者以外の人が,手軽に修正できることになります.質を高めるならそのほうがいいかもしれませんが,PDFを原則とすることで,作成者のお考えを尊重しようという暗黙のルールを作りました.
といっても,授業期間終了後には,ソースを含めて集約しました.とりまとめ役は僕が引き受けまして,1人はWord,2人はTeXでしたが,文字コードEUC-JPとShift JISと,てんでばらばらでした*1
そうそう,1週間を「内部レビュー」の期間としたわけですが,はじめのころはなかなか意見がでなかったものの,途中から,意見が出るようになって,そうなってくると,問題文を創る人,修正したほうがいいと思った人との間で,せめぎあいですね*2

色の統一を

画面案なんですが,担当者ごとに,色合いがてんでばらばらですね….
次回発表では,統一することを期待します.
「統一」といっても,まったく同一の背景にする必要はありませんよ.たとえば,ユーザがログインして,アクセスすることになるページ群と,従業員が使うことを想定しているところとでは,基調となる色は別にしておくほうが,いいでしょうね.
色合いの決め方ですが,使う人にとって自然なもの,一連の操作を行ってもストレスにならないものを,最優先にしてください.
あとはですね,一人が方針を決めて他の人がそれに合わせるのでもいいし,みんなが創ったこのてんでばらばらなものを見て一つを選ぶというのでもいいかな.
CSSを使えば管理が楽になりますし,ロゴを創作すれば,その意気込みを知ることができるのですが,まあそこまではリクエストしないこととしましょう.

*1:これはこれで,だれがその問題を作ったかが丸わかりという効果もあります.といっても,いつ・だれが・どんな問題を作ったかは,別途Excelで表を作っていましたが.

*2:と書くと,問題文の質が良くなっているように読めますが,授業中に,学生の指摘で単純ミスを知ることもあったのでした.