わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

万年筆で推薦文

昨日のモーニング,「天才柳沢教授の生活」は,名作の一つに挙げて良さそうな内容でした.柳沢教授の,妻への率直な発言(そして神様=読者の視点からは失言)から始まるどたばたに,過去にも何度か出ていた吉田助教授もとい吉田准教授が加わります.万年筆への思い入れの描写にも,私自身は万年筆を使わないものの,共感が持てます.
やってくれたのは,最後のページの最後のコマです.

推薦文を書く依頼を受け,「このたびは見合わせたく」という意見を書くなんてこと,実生活ではまずありません.私も,受け持っている学生に対して,推薦文を書く機会があります.そこでは学生の言動を振り返り,ときにはこれまで文字に残したものを見直した上で,可能な限りの賛辞を並べます.また,どうしても推薦できないなら,まず当人に口頭で言うことになるでしょう.
…というツッコミを読者がしたくなることを含めての「柳沢教授らしさ」を追求した話なのだと,理解しています.繰り返しますが,久々の名作です.