いきなりですが問題です.次の日本語と英語のペアを読み,英語をより適切な表現にしてください.
(1)
日本語:あぶないから はいっては いけません
英語:Because you are dangerous, you must not enter.
(2)
日本語:エスカレーター内の歩行にはご注意ください.
英語:Please be careful with walking in the escalator.
(3)
日本語:乳製品
英語:Daily Product
元ネタは,次の本です.
- 作者: エイミー・ワインスティン
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2011/01/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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より適切な英語表現は,それぞれのページ((1):p.17, (2):p.8, (3):p.35)に載っていますが,ここに書かないことにします.いずれも1箇所だけ((1)についてはyou areだけ)を変えるのではない,という共通点があります.
軽く読めて,楽しい本でした.
これはVOWシリーズの中に入っていいくらいの内容なのになと思いました.言ってみれば,Engrish VOWです.まあそこは,出版社選択の都合なのでしょう.
ただ,マチナカの「ヘンな英語」写真であり,被写体は看板や掲示に限られているため,残念ながら,「All your base are belong to us.」*1に匹敵する表現はなかったかなとも感じます.
自分が英語を書くのは,この種の掲示・看板ではなく,論文のためです.誤字や文法ミスが多いと,それだけで査読の対象外になりかねません.国内会議のカメラレディ原稿につける,英語のアブストラクトに,ミスがあっても訂正してくれる人はなく,そのまま掲載されてしまいます.Be cautious (p.112)ではなく---書かないわけにはいきませんから---Be carefulでありたいものです.