わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

バリウムを飲んだ

まずは

某所から封筒が来まして,それで妻と話をしたのですが,定期的に,がん検診をしておくほうがいいとなりまして,胃がん・大腸がんを受けることを決めました.
特定健診・がん健診をしている市内の病院リストを見ていると,扁桃腺を腫らしたときにお世話になったクリニックで,両方やっているのを知り,ここで頼むことにしました.

予約

まずは電話です.特定健診と,がん検診として胃がん・大腸がんを受けたいことを伝えました.
電話で簡単に,要領を教えてもらいました.胃がんは,バリウムを飲むことになります.大腸がんについては,いわゆる検便ですが,2回行う必要があります.
氏名と生年月日を伝えたところ,「緑の紙は,お持ちですか?」と聞かれました.特定健診を受ける場合,その緑の紙を持っていないとできないとのこと.で,これはあきらめました.仕事場の,毎年10月の健康診断でいいでしょう.と思ったらその日にメールで,今年の健康診断の案内が来ました.

当日朝

胃の検査ですので,朝は飲食抜きです.前の日の晩9時から絶食です.
徒歩で,9時前に着きました.診察券と保険証を渡し,胃がん用と大腸がん用,2つの問診票に記入しました.
予約を入れていたとはいえ,診察待ちの人が多く,ここでけっこう待たされました.

準備

まどろんでいると,名前を2度呼ばれたので,あわてて立ち上がりました.
まずは診察室ではなく,その隣の部屋で,看護師さんによる説明を聞きました.そして再度,問診です.こちらは口頭で答えます.「血圧が高い」には素直に「はい」と言い,あとはすべて「いいえ」でした.ここで血圧測定…133と85.上は,近年まれに見る低さだなあ.
大腸がんの便の取り方は,大学の検診で一度だけやったのと同じです.ただし今回は,2日分する必要があります.バリウムによる白い便が完全になくなってからにしてください,と,2人の看護師さんそれからお医者さん(先生)に言われました.
「中待ち合い」で少しだけ待って,先生に呼ばれ診察室へ.質問に答え,進め方について耳を傾けました.バリウムを飲むのは初めてで,胃カメラも経験ありません.先生は,「バリウム」と「胃カメラ」の違いをおっしゃっていました.より詳細に見てもらうなら,胃カメラのほうがいいのですが,市内のがん検診ができる診療所はどこもバリウムとのことで,まあ一度経験しましょうとなりました.

撮影

看護師さんに引率されて,「X線室」へ.
ああここは,インフルエンザかもしれないということで1時間,待たされた部屋です.
専用の服に着替えました.たぶんLサイズだと思うのですが,着るのに苦労しました.ウエストは,お腹をへこましてなんとか.むしろ一番きつかったのは肩です.まあ慣れれば,なんてことはありません.
胃をなるべく動かさないようにするため,看護師さんが,右腕の肩に近いところに,注射を打ちました.
バリウムの前に「これを飲んでください」と,肉眼で粒の大きさが分かる顆粒と,水の入った紙コップをもらいました.お腹をふくらませる薬だそうで.撮影が終わるまで,げっぷをしてはならないという指示もありました.
ここで先生登場.流れを聞きました.そこに台が立っているのですが,撮影中,寝たり,斜めになったりします.基本は台に背をつける姿勢なのですが,ときどき(指示で)台に腹をつける必要があります.両腕はどうするのかというと,台の左右の端に持ち手があります.X線撮影時には室内は自分一人になり,機械操作とマイク指示は,隣室で先生が行います.
そこまで聞いて,バリウムを飲みました.ビール缶のようなのを受け取り,2口飲みました.バナナ味らしく,口当たりは悪くありません.全部飲み干す必要もありません.ただ,「撮影の途中でまた飲んでもらいます」と言われたときには,部屋に鏡はなかったのですが,顔が引きつっていたと思います.
台に乗って,撮影開始.寝て起こされたときに,バリウム*1を1口飲み込むのを2回やらされたときが,一番つらかったのですが,あとは我慢して乗り切りました.
撮影自体は3分ほどで終了.大きなげっぷをしました.

その後

もとの服に着替えが終わってから,看護師さんから,小さな薬2錠と,また水の入った紙コップを渡されました.下剤です.水は飲み干しまして,ちり紙をもらって口のまわりの白いのを拭き取りました.
中待ち合いには,誰もいません.一人座って,会議に遅れますのメールを書きました.
メールを送った直後に,呼ばれて診察室へ.すでに現像されています.異常なしでした.途中で飲み込んだのは,その時点での食道や胃を見たかったためで,ばっちりでした.そして次回は,胃カメラにすることを勧められました.
会計を済ませ,電話でタクシーを呼びました.「10分で参ります」と言われたものの,来たのは20分後でした.大学まで,飛ばしてもらいました.運転手さん,初乗りばかりだったところに*2,この距離は大喜びで,何度もその感激ぶりを語ってくれました.
会議は発言せず.昼食とって,研究室に行き,論文原稿の赤入れをして,学生と読み合わせをしようかなと思ったところで,トイレへ.バリウム飲んでから2時間半ほどでしたが,早速の色がわりでした.

*1:バリウム缶を置くところ」が,撮影台についています.もちろん,台は傾いても,バリウム缶はそれに連動して傾くことがないようになっていました.

*2:信号待ちのときに,こっちは特に関心がなかったのですが,記録を見せてくれました.