「うーん,それにしても今日わは,みんな寝るのが遅そなってもたなあ.風呂から上がったら,ふたごンを寝間に持ってって,俺も早よ寝るとするか…」
(ざばあ.そしてドアを開ける)
「ぱぱぁ」
「なんでお前,ここ(脱衣所)におんねん.パパ,恥ずかしいやないか」
「ぱぱぁ」
「ふむ.(タオルで体を拭きながら)お前はこれから,何をしますか?」
「でーぶいしーみる」
「ん? DVCやのおて,DVDな」
「でーぶいでーみる」
「あかんがな.これから,寝る時間や.ばあばにおんぶしてもろて,おやすみやろ?」
「でーぶいでーみる」
「ダメ」
「みる!」
「ダメ!」
「みる!」「ダメ!」
「みる!」「ダメ!」
「み」「ダメ!」「ダメ!」「ダメ!」「ダメ!」「ダメ!」…
「みる!」
「…お前の強情っぷりには,かなわんなあ.えっとな,DVDさんもこれから,おやすみの時間やねん」
「ちがう!」
「ちゃう言われてもなあ…DVDさんも,もうオメメが,眠たい眠たい言うててな」
「ない!」
「え!? お前,DVDの目ぇ,知らんのか?」
「そんなんない!」
「あるんやで,ディスクってのをぐるんぐるん回しててな(指を回す),あの真ん中のところが,目ぇやねんで」
「…」
「な.ほなお前も寝よな」
「わかった(立ち去る)」
「あ,あ!? そんなんで分かったんか!!」
野暮な解説:寝間の隣,今私がこのエントリを打ち込んでいる部屋に,DVDプレーヤがあります.DVDも入っています.うえの子は,再生の操作ができません(画面を表示する操作も必要です).でもそのうちやり方を覚えて,私が風呂上がりにこの部屋に来たときには,一人,DVD鑑賞をしてそうな気もするのですが.