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「初中等情報教育・算数数学教育」のセッションを聴講

情報処理学会 第77回全国大会には,3日間とも足を運んで聴講しました(発表はしていません).3日目は,自分の専門外を聴いてみようと思い,「初中等情報教育・算数数学教育*1の部屋に入りました.
諸事情により部屋の最後部に座りました.最初の発表を聴いていて,誰かが尋ねるかな,自分が尋ねてみようかなという思いがむくむくと起こり,手を挙げてみると,2番目の質問者となりました.最遠方からでも幸いにも声は通ったようで,うまくやりとりできました.
結局,そのセッションで7件の発表*2のうち,5件に質問をしました.覚えている質問には,「二元連立一次方程式は,係数の値によって,解が小数・分数になるほか,解なしや解が不定になったりもしますが,このアプリケーションでどのように判定してユーザに提示するのがいいとお考えでしょうか」「グループ学習でこのシステムを使ってもらうとなると,数学ができるだとか,端末操作が得意な生徒は学習によく関わるけれども,そうでない生徒は見るだけ・聞くだけに終わってしまうことにならないでしょうか」があります.
専門外と思っていたら,最後の発表は,来年度でおしまいとなる予定の演習科目や,ファシリテーターとして関わっている学内某部局の講座と,深く関係する内容で,勉強になりました.「ご清聴ありがとうございました」のスライドで終わる発表者に対して,座長が質疑を始めるにあたり,まとめのスライドに戻すよう促していた(2度)のも,印象に残っています.*3

*1:http://www.gakkai-web.net/gakkai/ipsj/77program/html/program/program8.html#S5ZF

*2:エントリーは8件ですが,1つno showがありました.

*3:もう一つ,ありました.符号の表記に関して,http://d.hatena.ne.jp/takehikom/20150319/1426715664#20150319fn1で書いたのと同じ(自分の経験では,良くない)式が,ある方のスライドに出てきまして,今の数学教育ではもしかして認められているのかなと思い質問をしなかったのですが,座長はしっかりと指摘をなさっていました.