わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

Order of Operationsに,エールを

2日分の日記を早めにリリースして,日曜月曜は家族旅行に出かけました.無事に帰宅し,PCでTwitterの通知を見ると,リストに追加しましたという連絡が2つ,入っていました.

上(時系列としては後)のリストはhttps://twitter.com/dgakane/lists/oooで,Twitterアカウントなしでも見ることができました.追加されているユーザーの数が少ないのですがその分,濃いなあという印象も持ちました*1
リストに入った方との直接的なやりとりで,覚えているのはhttps://twitter.com/takehikom/status/535380882685571073で,1年前のツイートです.
ですが自身を振り返ってみると,情報発信・意見交換のツールとしてのTwitter利用がうまくできていません.
ツイートの大部分が,「はてブ連携」(スマートフォンアプリ・ブラウザ拡張機能)によるものですが,かけ算の順序関連では,選択的に使用しています.具体的には,「かけ算の順序」タグをつける際にはたいてい,ツイートするというチェックを外しています.当該タグつきのブックマークは[B! かけ算の順序] takehikomのブックマークより見ることができます.タグつきでブックマークしたことを,そのとき発信(ツイート)することに,関心を持たなくなった,と言うこともできます*2
作られたリストに対して,これから何か貢献していけるかどうかは分かりませんが,順序 = Orderに関する自分の立ち位置は,かけ算の「順序」は3種類が最もよく表していると思っています.
この内容の終わりのほう,「5枚の皿に3個ずつりんごがあるときの総数は,3×5で表される」「5枚の皿に3個ずつりんごがあるときの総数は,5×3で表される」関連については,その後,"And Tiffany, are you saying that those two number sentences can't be used to describe two different situations?"*3を見たとき,どちらでもいいという立場での不都合が,こんな簡潔な発問によって表せるのかと思ったものです*4
さて,「順序」そして「論争」については,今年得た知見を,以下の通り書き出すことができました.

(略)かけ算の交換法則を,イエスバットの構文のバットの後に使うのが,ネット上の論調なのに対し,バットの前に使うのが,国内外の算数教育の事例に多く出現します.
エスバットの文を具体的に表すと,次のとおりです.

  • 3×5が正解だというが,交換法則があるから5×3も正解だよ
  • 交換法則から3×5=5×3となるが,3×5と5×3とで表すものが異なるよ
「学習指導要領に書かれていない」再考

It may be useful to focus attention on where the commutative law appears in an argument. Those who complain about the incorrectness of the red-pencil seen in imgur's picture often think that although a x b and b x a are different literally, a x b = b x a should hold by the commutative law. On the other hand, people for it seem to understand that even if they accept the commutative law of multiplication, a x b and b x a represent different things.

Multiplication in classes

今後,1件の新情報で認識が大きく変わるということは,起こりそうに思えません.順序論争については,年に1つでも何か言えればくらいの気持ちで,出版物やディスプレイの文字を拾っていくとします.

(最終更新:2015-11-29 朝)

*1:批判的立場で資料を読み込みよく紹介をなさっているユーザーのおひとりが,追加されているのを確認しました.

*2:いつ読んだかが,自分以外のところで記録しておくことは,大事だと思っています.ある文書を読んだことがあるかと聞かれ,過去にはてブしたと,ツイートしたことがありました.http://togetter.com/li/448252

*3:http://books.google.co.jp/books?id=2NX4I6mekq8C&pg=PA4, http://d.hatena.ne.jp/takehikom/20151121/1448031600

*4:このときの先生は,「答えは同じだから,どっちでもいいじゃないか」と反応する生徒が出てくることを見越して,意見整理の段階で,「そんな2つの式が違った場面を表すのに使えないって言うのですか?」という趣旨の問いかけをしたこと,そしてそういう展開になるよう授業を計画していたことを,読み取ることができます.