わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

2016年9月〜11月

きりぬき

今回の内容は,筆頭著者がいくつかの機会に発表しています.昨年の3月には,電子情報通信学会の総合大会で,また同じく昨年の12月には,じんもんこんで,それぞれ予稿を出し,しゃべってもらいました.
それと,去年と今年の2月に,知識・芸術・文化情報学研究会という,大阪で実施している小規模な研究会でも,口頭発表をしてもらいました.
もしこれらのいずれかに立ち会って見聞きされましたら,これからお話しするうち,背景や研究目的のスライドは,おそらく変わっておりません.
今回の論文は,これまでの発表をもとに,関連研究を充実させるとともに,資料をもう1つ増やし,システムの構築だけでなくその評価についても述べたもの,と言うことができます.

関連研究,ではなく関連発表

「先生,リターンのあとのシータって,どう打ち込んだらいいんですか?」

はじめてのリターン・ゼロ

やりとりを聞いたときには,そのお父さん,いいダシに使われたなと感じました.講演実績も豊富で,準備をしっかりされてきた側と,(おそらくは自分とおなじように)子どもの表彰を見に来て,ついでに(破天荒な)講演を聞く中で問われた状況との間で,2者の力関係は明白です.
とはいえ,もし自分にマイクが向けられると,やはり及び腰で同じような答えをしていただろうなと,思うようになりました.「夢を持つこと」は,この講演では「自分でしたいことを,それが達成できるとは限らない(必ずしも夢は叶わない)のにも注意しながら,いくつも持つこと」であり,そうしたとき,夢を聞かれたら,持っている中からそのシチュエーションに最適なものを1つ選んで,答えることが期待されます.

子育ては夢ではなく義務―和歌山市民憲章制定50周年記念式典の講演より