わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

フェリーで『窓ぎわのトットちゃん』を読んで笑う

Kindle版を購入し,船内で暇なときに読んでいました.
2等客室(雑魚寝部屋)です.自分以外の家族は,部屋の角を見上げて,「西郷どん」の第1話を観ていました.
自分はというと,『窓ぎわのトットちゃん』の中の「落語」の話を軽く読み通し,あれっ,何があったんだと,「電車が来る」から「落語」に戻って,読み直しました.
「もう、ラジオで落語を聞いちゃダメよ」と言ったのが,ママからトットちゃんに対してなのは,読めばすぐにわかります.途中の「おっ母ぁ、こいつは、おんの字だぜ」を言ったのは,トットちゃんから,橘さんというパパのオーケストラ仲間に対してで,そのことをママが知ったから,禁止令を出した,というのを理解して,笑いがこみ上げてきました.
しかし,室内を支配する空気は真剣です.大河ドラマは,シリアスな展開なのでした.
声に出して笑うわけにも,「なあなあうえの子よ聞いてよなあ」と言うわけにもいかず,顔を伏せ,声を出さずに笑いました.
顔を上げ,スマートフォンの「おっ母ぁ」と向き合って,また笑いがこみ上げてきました.
3回くらい,首を上げ下げして,やっと冷静になりました.


Kindle版は本日読み終えました.中学生のときにも,新装版でも文庫本でもない最初のを,読んだ記憶はあるのですが,落語の件もそうだし,トモエ学園という校名も,すっかり忘れていました.