火曜日に,ネットワーク情報学メジャーのオープンラボを実施しました.
メジャー所属の教員は,2会場に分かれて,パネルや機器を展示し,来場する学生に研究内容や,メジャーで何を学ぶかなどを解説しました.研究室の学生が解説することもありました.
時間は2限と昼休みです.2限を選んだのは,1年生がとることのできる授業がほとんどないためです.2限開始前の休み時間から,自分が入るのとは別の会場(リフレッシュラウンジ)の前に,見学者がぽつぽつ,来ていました.部屋に入ってパネル*1を見ててねと伝えました.
主な対象者は,1年生です.メジャー選択はまだ先(来年2月ごろ)ですが,後期5限の体験演習について,10あるメジャーの中から4つを選んで希望を提出するのが近々となります.前期の持ち回り講義と別に,「オープンラボ」「交流会」「展示会」といった活動を,この時期いくつものメジャーが別々に実施していまして,7月に入ってから,1階ホールの目立つところには,それらの案内パネルが常に並んでいる状態です.
自分のところのオープンラボに,話を戻しまして,他の学年も,来場して差し支えありません.3年の研究室配属に関する説明会やオープンラボは,例年9月下旬に実施していますが,それまでに(この時期に)見ておきたいという人も歓迎しますし,かつては,(転学科ならぬ)転メジャーを検討している2年生の来場というのもありました.
さて自分はというと,パネルを3枚展示し,3枚合わせて3~4分で話すようにしました.誰に対しても同じ内容で話せれば,いいのですが,今月作ったパネルの1枚は,1年後期の授業の学習,具体的にはCのプログラミングが前提となっています.
そこでパネルの解説をするのに先立って,「確認しておきたいのですが,何年生ですか?」と尋ねました.「1年生?」と添えることもありました.1年生と2年生以上とで,話す内容を変えようというわけです.
この質問に,多くの学生が「1回です」または「1回生です」と回答しました.こちらが「1年生?」と尋ねても,直後に「1回生です」と返ってきたことさえ,ありました.
関西では,「1年,2年,…」ではなく「1回,2回,…」で学年を言う慣習があることは,自分の学生時代にも経験しています.留年や休学を含む大学の在籍年度数を表すのによく使われ,「5回」などの言い方も可能となります.
しかし職歴が長くなるにつれ,同僚や,研究室の学生とのやりとり(会話,メールなど)において,「○回」は使わなくなりました.学年を表すのは,学部生は「B1」から「M4」まで,大学院の修士課程なら「M1」と「M2」*2,博士課程なら「D1」から「D3」までです.また入学年度は,学生番号の特定の桁から分かり*3,そこから在籍年度数を知ることもできます.
といったこともあって,「1年生?」「1回です」のやりとりは,自分にとって新鮮な驚きでしたが,そんなことを表情に出すわけにもいきません.授業で情報検索について聞いたと思いますが,それと別に情報推薦というのがあって,などと持ちネタをよどみなくしゃべっていき,質問タイムを設けて少し会話をして,他の先生のところへ誘導しました.
昨年度とは,比較にならない盛況ぶりでした.「昼食を持参して,わいわいやりましょう」と,オープンラボの案内パネルに書かれていたものの,食べる時間をとることができませんでした.実際には,ビニル袋に弁当を入れて持って来た学生が1人だけ,いました---ある研究室の昼休み担当でした.