某年月日，妻子とともに車に乗って，京都を巡りました．大まかな行き先は，長岡天神，光明寺，そして嵐山の宝厳院（ほうごんいん）です．
休日の昼間ですので，嵐山へ車で入るのは，避けたいと思いました．車を停めるのに，どれだけ時間がかかるか，分からないのです．
王将で昼食をとりながら，嵐山の手前で駐車できる，いいところはないかと検索したところ，桂駅がヒットしました．
桂は阪急京都線の駅ですが，嵐山駅まで路線（嵐山線）が伸びています．電車の中は混んでいるに決まっているけれど，車よりも，早く到着できそうです．
コインパーキングに停めて少し歩き，桂駅のきっぷ売り場へ．大人は190円，子どもは100円です．自分を除いて人数分を購入し，大人と小人を間違えないように渡して，自動改札に通すんやでと言いながら先に行かせました．自分はPiTaPaでタッチです．
予想どおり乗客が多く，座ることはできず，嵐山駅に到着しました．少し離れていた妻と合流し，「はぐれてないな，みんな」と尋ねると，妻からの返答は，思いがけないものでした．
「きっぷ，なくしてんて…．さきの子ちゃんとあとの子ちゃん」
あとの子は桂駅の改札を通ってからのトイレに置き忘れ，さきの子は電車の中で，窓の隙間から滑り落ちたというのです．
出るときは自分が先に機械を通り，妻子が有人改札へ向かうところに近寄って，駅員さんに事情を説明しました．
嵐山からの帰りは，改札を通るときっぷを回収し，自分の定期券入れに差し込みました．
電車待ちで1枚．明かりの上下は，桜と紅葉の形がくり抜かれています．
桂駅そばの駐車場を出て，カーナビを「自宅に帰る」にセットし，案内通りに，阪神高速京都線の上鳥羽入口へ進みました．あとは高速を乗り継いで，渋滞なしで帰宅できました．
