わさっきhb

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APIのフルスペル,正しく書けますか?

 いきなりですが問題です.以下の文章を読んで,英単語に間違いがあれば訂正しなさい.

Javaの各バージョンでどのようなクラスやメソッドなどが使用できるかについては,Applecation Programing Interrface (API)として公開されている.Java 13までのバージョンの日本語で書かれたAPI仕様などは,https://www.oracle.com/jp/java/technologies/javase/documentation/api-jsp.htmlを起点に知ることができる.

 今年度の授業の添削課題に入れてみました.昨年度はプログラムング言語という誤記を入れたのでした.
 といったところで解答です.APIのフルスペル,すべて間違っています.

  • Applecation → Application
  • Programing → Programming
  • Interrface → Interface

 どの単語も,「そういうもの」としか言いようがないのですが,類似する語をいくつか挙げておきます.
 「アプリケーション」の英語は"application"です.しかし「インプリメンテーション」を"implimentation"と綴ってはいけません.正しくは"implementation"です.なお,Javaのキーワードに"implements"があります.
 次に「プログラミング」ですが,アメリカ英語でもイギリス英語でも,"programming"です.ingを取った語については,アメリカ英語は"program",イギリス英語は"programme"となります.個人的に高校のときに使用した辞書では,コンピュータプログラムを指す場合には米英とも"program",それ以外の意味のプログラムは"programme"だったと記憶するのですが,Webで見かける名詞の「プログラム」は,"program"が支配的です.
 最後に「インターフェース」について,"inter"と"face"をくっつけて"interface"とし,rを重ねません.英辞郎で「interr」を打ち込んでみたところ,先頭一致の最初の語は"nterracial"でした.大部分が"inter"と"rから始まる語"を連結した語でしたが,2つ例外もあります.一つは"interred in"という熟語で,interredの原形はinterです.動詞の末尾の子音を重ねてedを付ける事例です.もう一つは"interrogate"という単語で,interを除いた"rogate"も,interrを除いた"ogate"も,見出し語に出現しませんでした.
 ちなみにapplecationの起源は,自分がマスターコースの学生だったときの学内発表です.レジュメを作成したときにスペルミスをしていて,発表時に発覚しました.