わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

お寺のここでしてほしい

 某年月日,単身で実家に帰りました.
 いわゆる法事です.事前に(実家の;以下略)母と電話をし,黒服でなくてもよいとなりました.半袖のシャツと薄手の黒のズボン,黒の革靴の身なりで,リュックサックには法事用のネクタイを入れておきました(結局使いませんでしたが).
 近所に住む兄も来まして,法事をしてもらうお寺まで,歩いて行きました.自分よりも若いかもしれない住職さんに案内され,20人くらい収容できる部屋の前方に腰かけました.母はハンドルバック*1から過去帳を取り出し,渡しました.
 お勤めのあとは,法話ではなく,雑談になりました.母が,自分が死んだときもお願いしたいと言い,住職さんは,ぜひ喜んでとは言いませんでしたが肯定的な反応でした.しかし葬儀をどこで行うかという話になったとき,お寺のここでしてほしいという,母の無茶振りを,残り3人が食い止める展開になりました.
 兄が,近くに葬儀会館ができたことを言い出して,やっぱり自宅やお寺ではなく会館ですねと,話を持っていくことができました.
 法事は予約より少し遅め(母曰く)に到着したのですが,そのあとの昼食は,45分ほど早く,利晶の杜のところのスターバックスで時間調整をしました.

 父の三十三回忌でした.
 自分が中学3年のときの今ごろ,家族で揃って長谷寺に行き4人を撮影してもらい,大きくプリントして額に飾った写真が,実家の2階にあるはずですが,久しぶりに見ようと,行きの特急サザンの中で思い出して,見るのを忘れたと思い出したのは帰りの特急サザンの中でした.

*1:もちろんハンドバッグのことです.名称に関する母のボケで他に有名なものとして,ピーチサンダルがあります.