わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

micro:bitで,ドレミファミレド

 いきなりですが課題です.

micro:bitで「かえるの合唱」を演奏してください.他のmicro:bitとの通信は行いません.

3台のmicro:bitで「かえるの合唱」の輪奏をしてください.適切に通信を行ってください.

 先週木曜夕方4時半から,1年生向け体験演習の授業を担当しました.参加する学生にとっては初めての内容ばかりでしたが,自分にとっては3回目でした.
 演奏ですが,PC上でプログラミングする際には,ブロックエディターで「音楽」の中の「鳴らす(メロディを鳴らす)」を使用します.そしてサウンドを適切に設定すれば,PC上で再生することもできます.
 ただし,そうして作ったプログラムを,micro:bitに転送しただけでは,再生できません.micro:bit本体には,音を鳴らす仕組みが備わっていないからです.
 授業では,赤・黒・緑のワニ口クリップセットと,圧電ブザーを,1人1つずつ貸し出しています.緑の線は別にして,適切に配線することで,PCからと違った音色で再生ができます.
 なのですが,「かえるの合唱」の輪奏の課題は,数年前から採用していました.
 昨年度までの1年生向け体験演習は,7回の授業で構成されており,ブロックエディターでいろいろなプログラムを作ったりダウンロードしたりして,1人1台のmicro:bitで実行させるのが第4回,そして「じゃんけん」や演奏など,通信や機器接続を取り入れた授業が第5回でした.
 何年間か,自分は第4回を主担当として実施してきました.隣り合う2部屋の実験室のうち,教室番号があとのほうにて第4回と第5回の授業を受け持ちました.主担当というのは,教材(プログラム,課題)作成とレポート採点を含みます.第5回が主担当で,教室番号が前のほうにて第4回と第5回をご担当の先生と,ファイルを共有し,意見交換しながら実施してきました.
 昨年度まで第5回の主担当だった先生が今年度から外れまして,代わりに(ただし一昨年度に自担当を肩代わりしてくださった)先生に,昨年度まで第4回の内容を託して(今年度より5回で構成する授業の第1回の)授業を受け持っていただき,自分は昨年度の第5回の内容をアレンジして,第2回に実施するようになりました.今年度も実験室内のあちこちで,ドーレーミーファーソーラーシードーやドーレーミーファーミーレードーなどの演奏を耳にすることができました.
 「かえるの合唱」について,実演を用意していました.3つのmicro:bitと圧電ブザーを使用して輪奏させるよう,プログラムを新規に作成し,今年度学生が使用しない機器*1を自室に運んで動作確認し,各担当回で実演…
 といいたいのですが,2セット目の第2回では,給電をするためのモバイルバッテリーの持参を忘れて,「マイクロビット 電気なければ ただの板」の状態になってしまいました.
 先週の3セット目の第2回には,モバイルバッテリーを3つ用意し,学生が課題に取り組んでいる間に,配線を行いました.ボタンを押して,輪奏の動作確認が行えて,よかったよかった,それでは課題説明のときに実演しようかと思ったときに,何も操作をしていないのに,3台のうちの2台が再生を始めました.
 部屋を見回して,原因が分かりました.学生が取り組んでいる「じゃんけん」の課題で,送信をしているmicro:bitの機器のうち,「無線のグループ」について,こちらで輪奏する機器に設定したのと同じものがあったのでした.
 1セット目と3セット目に,課題説明をしながら実演できたのですが,マイクを近づけても音量が小さく,学生には効果が薄かったことにも気づきました.昨年度までは動画を作成されていて,PowerPointのスライドに貼り付けていました(学生がダウンロードすることはありませんでした).来年度は,実演の動画を作成して授業の前に視聴できるようにするとします.
 担当の振り返りを:

*1:1回の授業ごとの参加人数は,昨年度までは約35人×2教室=約70人だったのが,今年度は約50人×1教室=約50人になっています.