わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

とはゼミ コメント(4)

1024×768の読み方

モニタなんかの画面の解像度で「1024×768」と書かれているとき,書くのはそれでいいのですが,それを言うときは,「幅1024,高さ768」としたいものです.
それぞれの単位はピクセルですが,「幅1024ピクセル,高さ768ピクセル」と言うのは,「ピ」の音が響きすぎて,あまりおすすめできません.

知られていない人物名

ブラウン管のブラウンとは,人の名前なのですね.初めて知りました.
それで,そういう人物名を出すとして,多くの人は知らないだろうなあというときは,「カール・フェルディナント・ブラウンが」と書かれているところを「カール・フェルディナント・ブラウンという人が」と言うようにしましょう.「カール・フェルディナント・ブラウンという人物によって〜された」という言い換えも,可能です.
このルール,人物名に限りません.数式の説明なら,「という式」を挟んで言うのがいい状況があるでしょうね.

この種の文章を書く際の,また就職活動での,基本中の基本ですが…
「僕」は一切使わないこと.

cheap

「安い」を熟語で表すと,「安価」「低価格」くらいですか…
あともう一つ,「廉価」というのもありますね.
個人的な語感ですが,どの単語も,売る側は使用してかまわないと思います.まあ宣伝文句としては,「安価」だと安っぽいイメージになり,「廉価」は読めないだとか,兼をケンと読むから「ケンカ」なんて読まれると…いいことありませんね.「低価格」が無難かと思いますが,これからさらに,安さを表すフレーズができて,社会に浸透し,辞書に載るのかもしれません.
一方ですね,買う側の表現としてみると,一番しっくりくるのは「安い」か「安く」ですね.熟語の中では,「安価」です.「安価で購入した」は,違和感がありません.「低価格」という言葉を使うのには,少し抵抗があります.「廉価」に至っては,買う側の表現ではないなあと思います.

同音異義語の伝え方

「公報」は「公に報じるのコウホウ」,「広報」は「広く報じるのコウホウ」と,うまく言えましたね.
それで「弘報」を口でどう表現するといいかですが…
訓読みが難しいなら,漢字を分割して言えばいいのです.
「弓へんにム*1の『弘』を使った弘報」というように.

in addition to

列挙の表現で,どうしても一つだけ,対等の品詞を使って並べられないときの,裏技があります.
「Xに加えて,Y,Z…」という形で書くのです.これで,Xだけ別扱いにできます.

*1:文字にするとカタカナ1文字ですが,話すときには「むー」と言います.個人的には「目」「手」「木」などは「めえ」「てえ」「きい」と言いますが,これらは話しやすさ,伝わりやすさというよりは,関西弁だからというほうが大きいですね.