2010年6月
2010年7月
2010年8月
きりぬき
センター試験の英語の対策をしていると,「語彙を増やす」だけでなく,「言い換え方法を知る」ことができます.どちらも,英語に限らない,人間同士のコミュニケーションをするために不可欠な要素です.語彙が多ければそれをベースに会話が効率良く行えます.「打てば響く」です.そして,人間関係を強くすることにもつながります.言い換えの技術は,ある物事を,知っている人から知らない人へ説明するときに,威力を発揮します.
2次の数学とセンターの英語
数学については,解を求めるまでの過程を,きちんと書けるようになってもらいたいものです.私のころも現在も,理系の数学の入試問題は,簡潔な問題文を読み,大きな白地の答案用紙の上に答えを書くスタイルです.答案用紙という空間上の制約,そして当たり前ですが試験時間という時間上の制約,また特定の問題だけを100%にするのではなく,いくつかの大問がある中で「点数を稼ぐ」必要がある,という条件*3のもとで,答案をつくる必要があります.
問題文をよく見て,使えそうな公式や定理を頭の中から探して適用します.その段階では,問題文の白紙部分(「計算用紙」をもらうかもしれませんが)に書いて検討することもあるでしょう.見通しが立ったら,解答用紙に,導出過程を記していきます.そして全部書けたら,ステップごと,また全体として,記述内容が正しいかをチェックします.
さくさくトリアージを手に
- Q:「さくさくトリアージ」なんて本,患者さんの前で開く姿を想像したら,みっともないと思いません? A:この本に限らず,患者さんの前で対応マニュアルを読むなんて姿が,妄想の産物ではないかと思います.ただ,新書版なので本当にポケットに入りますし,書名を隠したければ…強調しますが,「さくさく」というタイトルではなく,マニュアル本であることを隠すためとして…新書用のブックカバーをつければいいのではないでしょうか.
- Q:この本が,病院で広く活用されると思いますか? A:活用の意味によります.この本を医師も看護師も持たせてER外来トリアージ(院内トリアージ),というのはないでしょう.この本を根拠資料の一つとして,別の情報と統合・取捨選択して,診療機関用の院内トリアージの実施基準を定め,定期的に見直しを行うというのが,健全な使い方かなあ.
理念を見直す
- 「尊重」とは,システム利用者をはじめ研究活動で接するすべての人に敬意を払い,自他の持つ意図を相互に適切に理解するための環境を確立することです.