わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

目に浮かぶゎ

体育のハードル走

うえの子が生まれるよりも前の話.
  「今な,(テレビで)ハードル走やってるやんか」
「せやね」
  「高校の体育で,やらへんかった?」
「まあ,やったかなあ」
  「俺な,授業中,笑われてん」
「どしたん」
  「たしか,速く走るためのコツとして,跳ぶときに失速せえへんってのがあるねんな」
「まあなあ」
  「(指を両足に見立てて動かしながら)さささたっ,さささたっ,みたいな」
「ふん」
  「それが俺が走ったらやな.体育の先生も,クラスのみんなも,何か笑いおんねん」
「変な走り方やったんや」
  「たぶんやな,(指で)さささっ,たっ,さささっ,たっ,やったんやろな.跳ぶとき,明らかに失速してたんやと思うが」
「目に浮かぶゎ(笑)」

ボウリング

さきの子・あとの子,入院2日目.
  「おーい」
「あ,パパぁ」
  「今日は見舞いに行けんですまんの」*1
「ええよ,お仕事あんねんから」
  「みな元気か」
「元気やで.2人とも,まあ,落ち着いてきたかな」
  「そらよかった.んで,うえの子も来てたんか」
せやねんけど…おもしゃかってんで」
  「何やなんや」
「病院の中で,七夕のイベントやっててん」
  「へえ」
「劇をな,先生(お医者さん)や師長さんが演じてな」
  「ふむ」
「うえの子な,劇が始まるまではもう興奮してたかなんかして,はしゃぎ回っててん」
  「ありゃ,危なっかしいなあ」
「まあ劇になったらしっかり観てたけどね」
  「まあそれならええか」
「そいでな,ゲームしましょ,ボウリングしましょってなってな」
  「テレビゲームやないほうのゲームやな」
「せやで.まあ,おもちゃのやけどね.ピンを並べて,誰がしますかってなったら,この子,真っ先に手ぇ挙げんねんで!」
  「元気やなあ.そいやかつて,縁側で,ボウリングいうてやってたもんなあ」
「けどな病院のん,小学生くらいが遊ぶのんやねん」
  「大丈夫かいな」
「まあ1回,やらせてみてんよ.はじめは,やっぱり距離があって,コントロールが定まらんねんな.もうちょっと近づこかいうて投げても,まだあかんかって」
  「ありゃ」
「それで,こっから投げたら絶対当たるやろってとこまで近づいて投げさせたら…」
  「…」
「投げた球,ピンを飛び越しやんねんで.みな爆笑やったわ」
  「ほう,それはそれは…目に浮かぶゎ」

*1:ここらへんで野暮な解説:子どもの入院には付き添いが必要でした.んでママが泊まり込みました.パパは電話をかけていたのでした.