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義父母とうまくやっていくための心がけ2

昨日の続きです.

  • 父の日,母の日のプレゼントは互いに.

夫は,妻の父と母に,妻は,夫の父と母に,贈り物をしましょう.
この習慣も,コミュニケーションを良好にします.

  • 嬉しいことはその場で喜ぶ.

円満なコミュニケーションの基本は,「共感」です.
とはいえここでも,先回りはいけません.聞いてから,喜びます.

  • 改善してほしいことは,配偶者を介して.

同居していると,これはやめてもらいたいというのが見えてくるかもしれません.
直接言うと角が立ちます.ここは配偶者を介して,伝えましょう.
同居・別居にかかわらず,配偶者を介して,互いに情報を伝え合っておくといいものがあります.既往歴です.

  • 時代背景を知っておく.

義理の父母が,どんな環境で過ごしてきたかを知っておくと,会話をするときに役に立ちます.
環境には2種類あり,一つは時間的なものです.少年期,青年期,結婚したころの,国内外の大きな出来事,ヒット曲,普及した製品などです.本かWebで,現代史を大まかに押さえておきたいところです*1
となるともう一つは,地理的なものですね.生まれ育った場所は,こちらから聞くまでもなく,語ってくれます.その後,場所にちなんだ本を読んでおくと,次に同じことを聞いたときに,情景がイメージしやすくなります.

  • 依頼するときは,はじめと終わりに一言を.

子どもを預けるなど,こちらからの頼み事を切り出すときは,「すみませんが」から始めます.
最後に「お願いしておきます」と言えば,丁寧になります.

  • 「知っています」は禁句.

これは親に限らず,コミュニケーションを立ち行かなくする言葉の一つと思っていいでしょう.
しかし,代わりに何を言えばいいかというと,難しいものです.
単純に「はい,はい」と言うのでは,適当に聞いているのかと,思われかねません.
どうするかですが,ときどき「えっと,それは○○でしょうかね」と言い換えると,内容理解の相互確認ができます.
前に聞いたことなら「それは…前に教えてもらったはずなんですけど,すみません何でしたっけ?」と尋ねたりすると,喜んで教えてくれるはずです.
「知っていますと言うこと」の反対は,「何度でも耳を傾ける」です.

  • 「身内」「他人」と言わない.

義理の親のことを,当人や配偶者に対して,「身内」と言ってはいけないし,「他人」と言うわけにもいきません.
身内でもあり,他人でもあるのです.
配偶者には「お父さん/お母さん」,対外的には「義理の親(父/母)」「義父/義母」とするのが,無難だと思います.

  • 同居していても,「自分だけの時間」「配偶者と2人だけの時間」を作る.

私にとって,妻の父母は,優しく,こちらのすることに気を遣ってくれて,大事にしてもらっているのを強く感じています.
コミュニケーション,頼み事や頼まれ事も,就職してから結婚するまでの実母とより,多いと思います.
しかしながら肩が凝るのも事実.妻の父母にとっても,おそらくそうでしょう.
自分だけの時間,配偶者と2人だけの時間は,緊張と弛緩でいう「弛緩」に相当します.
私だけでなく,配偶者も,また義理の親にとっても,必要な時間だと思います.
どういうときに,そのような時間を作るかですが,「食前・食後」と「寝る前・起きたとき」がおすすめです.食前・食後は,もちろん一声かけてからになります.

ジョハリの窓っぽいもの

「自分はする・しない」「相手はする・しない」を,表にしてみました.相手は(義理の)父と母の2種類で,項目は昨日挙げた「酒」「タバコ」「賭け事」に,「車の運転」「冗談」を加えた5つとしました.
表や窓というよりは,真ん中を原点とした,座標表示と見るほうがいいように思います.「自分がする・しない」は相手に依存しないので,同じ色の縦位置は揃えています.なお,右下にある「自分はしない・相手はしない」の3つのシンボルは,「限りなくしない」です.ほぼ同じ度合いですが,表示上の理由で,ずらしています.

(最終更新日時:Wed May 2 05:35:38 2012ごろ.図を差し替えました)

*1:と書いたものの,良書が紹介できないのは申し訳ないところ.安上がりですませるには,単語を聞いてWikipedia,でしょうか.