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杵屋で,ゴマすり器を発見

某年月日,4人の子を連れて貴志川線に乗って和歌山駅へ行き,近鉄百貨店5階の杵屋に入って昼食をとりました.
メニューを見て,何を食べるかを決めた(注文はまだという)時点で,自分の向かいに座ったさきの子が,テーブルにある,自宅にはない器具に興味を示しました.
ゴマすり器です.

角大産業 ゴマすり器 スリッキーN

角大産業 ゴマすり器 スリッキーN

形状は上の商品と同じですが,色は赤ではなく白でした.透明のプラスチックで,中にはゴマがぎっしり詰まっています.
  「さきの子よ…」
 「なに,パパぁ」
  「それ,使い方,分かるか?」
 「(手に取って)わからん」
  「使うときは,これな,上下反対にするねん」
  「そいで,ここが回るようになってて,右手で持って回したら…」
  「ゴマをすってくれて,こっから出てくるねん.『ゴマすり器』やな」
 「へえ」
  「こら,今やるな今やるな! ひっくり返しただけで,回さんでも,すりゴマが落ちて来るねんから!!」
うえの子・あとの子が座るテーブルのほうでも,ゴマすり器を手に取っていました.パパなにこれと聞いてくるので,さきの子に言ったことを説明し直し,ひっくり返そうとするのを今はダメと指示しました.
 「パパさぁ」
  「どした,さきの子よ」
 「なんでぇさぁ,こんなん知ってるの?」
  「ああ,実はな,こんなゴマすり器,昔,家にあったんやな」
 「あったん!? こんなん!?」
  「おい,声が大きいぞ.反対にしてガーっと回すんも,よおやったもんや」


今回紹介したゴマすり器について,ヨドバシ.comでは,使う状態の向きになった商品写真を載せています.

しゃれたレストランでワイングラスと同じところにこの向きでゴマすり器があったら目が釘付けになるかもしれません.