「最後に，そっちから何か，今のうちに聞いておきたいことはありますか?」
金曜日に，情報知識学会年次大会で発表をするM1学生のリハーサルを実施しました．Webexの無料アカウントだと50分で強制オフになり，ミーティングを再設定し，正午を少し回ったところで，リハーサル終了としました．
冒頭のように尋ねると，休日に学部棟へ入る方法の質問がありました．学生は今回，自宅からではなく研究室からオンライン参加することにし，休日入館が必要なのですが，これまで，したことがないというのです．
学部棟の外の機器に，職員証または学生証をタッチし，暗証番号を打ち込むことで，短時間だけ，自動ドアから入れるようになります．この操作は，土日祝日のほか，平日でも早朝や夜には必要となります．自分は早朝出勤時によく使うのですが，学生は使わなくても，やっていけるわけです．卒業研究も，徹夜や休日通学をする必要はなく，自分のPC上で作業し結果や論文などを共有フォルダ（クラウドストレージ）に置いておけば，教員はそれを閲覧するので充分というわけです．
しかし今回，休日の入館が必要になったわけです．暗証番号は，大学サイト内で要ログインのページより知ることができます．「タッチし打ち込む」のがどこに設置されているかは，キャンパスマップや学部の便覧を見ても，明記されていません．
そこで，2人で場所を見に行こうと提案しました．エレベータで降りて，昼間なのでで出入り自由な自動ドアを通って外に出て，銀色のボックスの前に行き，開いて中を見ました．
発表は無事に終了しました．質疑で，共著者からコメントをしたいところを（学生セッションの審査対象ということもあり）ぐっとこらえました．学生にはこの成果を踏まえて修士研究を行ってもらいます．将来が楽しみです．
